今週の考える言葉「けじめ」
考える言葉
けじめ
毎日寝起きの30分、『道をひらく』(松下幸之助 著)を読むようにして一週間以上が経つが、気づかされることが多く、日々新たな気分である。読書って、ホントにお金のかからない自己投資ですね・・・。
今回は、「仕事をより向上させるため」には、“けじめ”が大事だということを改めて気づかせてもらった。
よく考えてみると、仕事に限ったことではない。朝起きてから夜寝るまで、私たちの日常性は、習慣化された“けじめ”の中で生かされている。朝起きたら顔を洗い、「おはよう!」とあいさつを交わす。夜寝るときも同じである。
松下幸之助さんは、何事をするにも、この“けじめ”のつけ方が大事だと説く。形に捉われる必要はないが、ふだんの諸々の行為に対して、どれほどに“けじめ”を意識しているだろうか・・・。
「岡目八目」という言葉はあるように、他人の行為についてはよく見える。“けじめ”がある人とそうでない人、つまりだらしない人とでは、一目瞭然である。じゃ、自分はどうかと問うと危なっかしいところがある。しかも、習慣化した行為に関しては無自覚なところが多いので、要注意だ。
ただ、仕事に関していうと、ハッキリしていることがある。それは、仕事の成果である。
けじめのある人の仕事は、始末が良く、安心できる。つまり、期待外れがないのである。一方、だらしない人の仕事は危なっかしくて、不安が残る。ましてや、経営においては、もっと明暗がハッキリするので、心してかかる必要がある。“けじめ”のない経営をしていると、組織にほころびが生じ、いずれどこかで破綻する・・・。
今日的な経営環境においては、企業間格差が生じるのは否めない。ちょっとした“けじめ”のゆるみが大事に至る。油断は大敵である。
例えば、赤字決算・・・。経営者だったら誰もが嫌がる現象であるに違いない。しかし、人間って恐ろしいもので、一期、二期と続けているうちに、その状態に慣れてしまう。
病気でもそうだ。初期の段階で“けじめ”をつけて、キチンとした心掛けをもって対処すれば治るはずだったのに、つい油断してしまい、取り返しがつかないところまでいってしまう。
“けじめ”というと、物事の区分、節度や責任といった言葉が思い浮かぶ。これは、普段の心掛けだと思う。しっかりとした躾を身につけて、“けじめ”のある一日一日を過ごしたいと思う。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」
今週の考える言葉「道」
考える言葉
道
先日、日本橋界隈の書店に立ち寄ると、松下幸之助さんの書籍がズラリと並んでいるコーナーがあった。そこで目に止まったのが『道をひらく』の文庫本での三部作。もうだいぶ前に読んだ本ではあるが、改めて読んでみたくなり購入する。
“道”といえば、老子の説く「道(タオ)」を思い浮かべる。それは「宇宙の永遠不変の法則」のこと。老子の言葉としてすぐに思い浮かぶのは、「無為自然」と「上善如水」・・・。「我を張らずに、自然に生きる」「柔軟、かつ謙虚であれ」という生き方、“道”を学ばしてもらった。
松下幸之助さんは、『道をひらく』の中で、“道”について概ね次のように述べている。
「人それぞれに天与の尊い道がある。それは自分だけしか歩めない、かけがえのない道である。・・・だから、他人の道に心を奪われるのではなく、心を定め、自分の道を歩むべきだ」と。つまり、“道”とは人生そのものであり、その生き方だといえよう。氏は、自らの経験と人生に対する深い洞察を通して、“道”の本質を説きながら、次のようなときにその人の“道”の価値を問われるのだと示唆している。
① 運命を切りひらくために
② 日々を新鮮な心で迎えるために
③ ともによりよく生きるために
④ みずから決断を下すときに
⑤ 困難にぶつかったときに
⑥ 自信を失ったときに
⑦ 仕事をより向上させるために
⑧ 事業をよりよく伸ばすために
⑨ 自主独立の信念をもつために
⑩ 生きがいある人生のために
⑪ 国の道をひらくために
「素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚れを生む」
「志を立てれば、事はもはや半ばは達せられたといってよい」
「人生は真剣勝負である。だからどんな小さな事でも、生命をかけて真剣にやらなければならない」
「死を恐れるのは人間の本能である。だが、死を恐れるよりも、死の準備のないことを恐れた方がいい」
今回は、読書感想文のようになったが、座右の書がまた一つ増えた。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」
7月の税務カレンダー
今週の考える言葉「非居住エリア」
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非居住エリア
『未来の年表』(河合雅司 著)がベストセラーとなり、話題を呼んでいる。
本書は、「日本が少子高齢社会であることは常識であるが、その実態を正確にわかっている日本人は、どれだけいるのだろうか?」という問題意識から始まっている。
人口減少は、社会基盤の衰退やインフラの劣化を招く重大な問題であるが、「人口減少カレンダー」にして、年代順に、将来において何が起きるかを示している。
例えば、①2020年 女性の2人に1人が50歳以上に、②2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する、③2026年 認知症患者が700万人規模に、④2035年 「未婚大国」が誕生する、⑤2042年 高齢者人口が約4000万人とピークに、⑥2050年 世界的な食糧争奪戦に巻き込まれる、⑦2065年~外国人が無人の国土を占拠する等など。これら以外のどれを取っても、かなり深刻な問題が指摘されてある。
また、人口減少の統計データでは、日本の総人口は100年後に約5060万人、200年後に約1380万人、そして西暦3000年には2000人まで減少する、というから驚きである。
氏は、先ずは人口減少において生じる問題を正しく認識すること。その上でいかに対処すべきかを考えるべきだと提唱し、「日本を救う10の処方箋」を提示している。
その中で、最も関心を持てたことを一つだけ紹介したい。
人口減少がどうしても避けられない現実であるとするならば、先手を打って「戦略的に縮む」ことを選択し、その一つの方策として「”非居住エリア”を明確化」することを提言している。
つまり、「人が住む地域とそうでない地域とに国土を色分けしてコンパクトで効率的な国につくり変える」のだという。歩道の拡幅も含めインフラを計画的に再整備し、人々が自然に歩きたくなる街を目指す・・・。
そして、”非居住エリア”は、大型農業などを生み出す集積地に転じていくことを提唱している。この提案には大賛成である。小生には、以前から過疎化が進んだ地域に農業を中心とした町づくりをするという、「農業城下町構想」というのがある。
宿泊施設やシッピングモールを兼ね備えた農業研修施設の建物を中心に町づくりを展開する。農業を本業する個人や法人、老後を田舎で過ごし趣味で農業をする老人たち、教育としての農業を経験する若者たち、様々な形の農業がある。
安心で、うまい、高付加価値な農産物のつくり方を学びに海外からの就労者たちが集い、滞留人口が町を活性化させる・・・。食料の自給率は高まり、さらに農業先進国としての日本のステータスが高まる。まさに、一石二鳥である。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」
今週の考える言葉「台湾雑感」
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台湾雑感
IG会計グループ35周年の記念旅行(4泊5日)を兼ねて、みんなで”台湾”旅行を楽しんできた。
福岡から台北への飛行時間は、約2時間半ほどである。機内食を食べて、読書等をして、寛いでいると、あっという間に着く感じだ・・・。ハワイなどと比べると、本当に近くて、気軽に行けるという感じだ。
そのせいか、日本からの旅行者が年々増えているそうで、昨年で年間約200万人弱の日本人が訪れているという。ハワイへの渡航者数は例年約150万人弱だそうだから、日本人にとって今や、台湾は人気スポットだといえよう。気軽さもあるが、親日的な国民性が受けているのであろう・・・。
宿泊したホテルは、台北市の中心、中山区に位置する「リージェント台北」。さすが、5つ星ラグジュアリーホテルだけあって、部屋やバスルーム等も広めで、ゆったりとできる空間であった。朝食会場のバイキングは、料理の種類が豊富で、何時間でも時間をかけて過ごしたくなる気分だ。現に、最終日は2時間以上朝食を楽しんでしまった(日頃は、5分程度・・・笑い)。
二日間はゴルフを予約していたが、一日目は何とかワンラウンド回ったものの、二日目はハーフでギブアップ!30℃を超えるむし暑さで、久々に流れるような汗を経験した・・・。ゴルフ場も広く、手入れが行き届いていたが、カートの乗り入れができないので、ハワイのようにはいかない。(料金もハワイより高め・・・)
夜は中華料理を食べに、外に出かけたが、台湾、北京、四川いずれも当たり外れがなく、旨かったと思う。料金は、食べた場所にもよると思うが、以前に来たときほどの安さを感じなかった・・・。
40年ほど前(1075~1985年頃)に何度か、台湾へは行ったことがある。本当に久しぶりの訪台であったが、昔の面影がほとんどなく、高層ビルが立ち並び、東京のように都会化してしまったと思う。
思うに、台北に限らない、当時の後進諸国であったアジアの国々の首都がどれも都会化し、東京のような外観になってしまった・・・。目覚ましい発展の30数年である。
バブルの崩壊後、失われた10年とか20数年とかいわれているうちに、「日本に追いつけ、追い越せ」でやってきた国々が、見違えるほど経済発展を成し遂げてきたことを改めて、思い知らされたような台湾旅行であった・・・。勿論、経済だけが全てではない。では、何をもって今後、日本はリーダーシップを発揮して行ったら良いのだろうか?雑感の中での気づきであるが、熟慮すべき課題であると思う。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」
今週の考える言葉「ルーズ」
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ルーズ
“ルーズ”な性格の人は、知らず知らずのうちに他人に嫌な思いをさせており、敬遠されている人が多い。
「度が過ぎると致命傷」という言葉があるが、人生のあらゆる関係性(人、お金、時間、仕事、約束、異性など)において“ルーズさ”は悪しき影響を与えるので気をつけたほうがいい。
“ルーズ”とは、「態度や行動にしまりがないさま。だらしないさま」をいう。“ルーズさ”とは、その人にとって小さい頃から生活習慣化されてしまっているので、自分の“ルーズさ”に気づかないことが多いのではないだろうか・・・。
次のような症状がある人は、ルーズな傾向が自分にあると思った方がいい。
① 面倒くさがり。
② 物事の優先順位が決められない。
③ 無責任なところがある。
④ 人に頼って代わりにやらせようとする。
⑤ 5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)ができていない。
⑥ 自分本位で、自分に甘い。
⑦ ミスが多く、人のせいにする。
⑧ 取っ散らかすような仕事をして、後始末ができていない。
⑨ モノやお金を借りても返さない。
⑩ その他・・・・・。
最近、「働き方改革」においても、生産性の向上などが盛んに言われている。“ルーズ”という意味は、「やるべきことをキチンとやらないこと、手抜きあるいは慢心」と捉えてよいだろう。これは、非生産的な行為で、経営や仕事において致命的である。
では、自分の“ルーズ”な性格や習慣というものは、どうすれば直すことができるのであろうか?
① 先ずは、自覚すること。
自分の仕事の成果や人間関係に悪しき影響を与えていることを自覚しよう。
② 「仮説(Plan)~実践(Do)~検証(See)」を習慣化すること。
日々の単位で、このサイクルを実行し、仮説・検証のフードバックを習慣化すること。
③ 5Sの徹底。
5Sを徹底することによって、日常的に、面倒くさがる“ルーズ”な性格を変えよう。
“ルーズ”に悪意はないと思う。だからこそ、自己革新が求められる。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」
【お知らせ】消費税への早急な対応が必要です!!
その他お知らせ
2019年10月1日から、消費税が10%に引き上げになります。
今回の消費税改正は、今までと異なり新たに2つの制度が導入されるため、早急な対応が必要になります。
2つの制度のうち、経理業務がさらに複雑になることが予想されているのが、軽減税率制度です。
こちらの制度は全ての事業者が対象になります。
レジの買替・システム改修のための国の補助制度もございますので、ご確認の程、宜しくお願い致します。
消費税改正による影響と実務対策について、
当事務所では、7月11日(木)・12日(金)にセミナーを開催致します。
是非、この機会にご参加下さいますよう、宜しくお願い致します。
詳しい情報は当ホームページのコチラの会計税務セミナー案内ページよりご確認ください!
消費税増税に向けての対策についてセミナーを行いますので、少しでも不安がある方、経理処理が気になる方は是非お申込みください!
また、商工会議所様よりQ&Aが出ておりますので、ご参考ください。商工会議所さまHP
6月の税務カレンダー
今週の考える言葉「修養」
考える言葉
修養
渋沢栄一の『論語と算盤』を読んでいると、「“修養”は理論ではない」という言葉に心が惹かれた・・・。
そういえば、“修養”という言葉を耳にすることが少なくなったような気がして、辞書で調べ直してみると、“修養”とは「学問を修め、徳性をみがき、人格を高めるよう努めること」とある。
戦前の日本の教育には、「修身の時間」があったが、GHQの占領政策の一環で日本の教育現場から姿を消してしまったという。その修身と同義である。その政策を聞いたある外国人有識者が、その当時、アメリカの占領政策に対して「非人道的な行為だ」と批判をしたらしい。
“修養”とは、自分の精神的な成長のために取り組むことであるが、今風の言葉でいうと、「自分探しをする」、「自己啓発する」、「アイデンティティを確立する」等々であろうか。つまり、「自己実現」をめざすことであろう。
かつての修身の教科書には、「吉田松陰を始め、勝海舟、加藤清正、米国初代大統領ワシントンなど、古今東西の偉人の話が載っていたのです。そして、その方々の具体的なエピソードを通して、“正直”、“勤勉”、“正義”、“公益”などの徳目を教えていました」とある。
歴史上の偉大な人物の生き様から、人間としてのあるべき姿を学ぶことによって、自らの徳性をみがき、人格形成をするための学習には、大変意義深いものであっただろうと想像に難くない。
よく指摘されてきたことでもあるが、戦後の日本の教育は、知識教育を偏重し過ぎて、修身で教えていた徳目や、日本の歴史、文化、慣習を蔑ろにしてしまったのではと思う。その結果、エコノミック・アニマルと揶揄され、日本人の精神性の低さが問題視されるようなこともあった。
小生にとって運が良かったのは、20数年前の『経営人間学講座』(主催・竹内日祥上人)との出逢いである。「人間としていかに生るべきか?」という問いに対して、大切なのは「能力ではなく、価値観の高さ」であるということを教えて頂いたことである。
読む本の選び方、尊敬すべき人物とはどんな人なのか、物事の優先順位の決め方など、すべてが変わったような気がする。
「“修養”は理論ではない」という渋沢栄一の一言は、胸に突き刺さる一言である。
頭でっかちではなく、学後の実践にこそ、“修養”の意味があるのだ。心・技・体のバランスを考えて学び、そして実践し、“修養”を積みたいと思う。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」







