古田会計事務所

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今週の考える言葉「守破離」

考える言葉

守破離

   もう十数年前に購読していたもので、『躍進のバトンタッチ 後継者の鉄則』(井上和弘 著)という、分厚い本がある。
 
   『IG後継者育成塾』の題材になればと思ったのだろう、けっこう読み込んだ形跡がある。中でも、「第1章 守破離の大原則」という内容に惹かれたのだと思う。
 
   “守破離”は、室町時代の世阿弥の「風姿花伝」に出てくる、能を極める極意「序破急」によるものではないか、と言われている。また、茶道の千利休の言葉に由来するのではないかという説もあるようだ。
 
   小生は、“守破離”という言葉を聞くと、何となく「学びや成長には段階がある」というイメージが浮かんでくる。
 
   では、なぜ「守」から始まり、「破」を経て、「離」に至るのであろうか。考えてみると、これは単なる技術習得の順序ではなく、人が一人前になっていく“成長の原理”そのものではないだろうか。
 
 
➀ 先ず、“守”とは、まず教えられた型を忠実に守ることである。
 
   自分の経験や価値観だけを頼りにするのではなく、先人が積み重ねてきた知恵や基本を素直に学ぶ。基礎を疎かにして、いきなり独自性を求めても、本当の意味での力は身につかない。
 
 
② 次の“破”は、身につけた型を深く理解したうえで、それを自分なりに工夫し、発展させていく段階である。
 
   いつまでも教えられた通りにやるだけでは、環境の変化に対応できない。P・F・ドラッカーも、成果をあげるためには「強みに集中する」ことを説いている。学んだものをそのまま使うだけではなく、自分の強みと結びつけて、新しい価値を生み出すことが重要なのである。
 
 
③ そして“離”とは、型から離れ、自らの型を創り出すことである。
 
   ここまで来ると、単に「教えられたことができる人」ではなく、「自分で考え、判断し、周囲にも影響を与えられる人」になっている。
 
   以前、“仕事力”について考えた際にも、自己処理能力から協働する能力、さらに任せる能力へと、仕事への関わり方が進化していくことを整理した。 “守破離”もまた、自己完結から組織への貢献、そして新たな価値の創造へと成長していく道筋だといえよう。
 
 
   IG目標管理システムも、先ずは素直に学ぶ“守”から始まり、未来会計を通して
 
   主体性を発揮することで“破”とし、その積み重ねの先に、IG会計グループならではの価値を創造し、社会的インフラとしての使命を果たしていく“離”があると思う。
 

今週の考える言葉「リーダーマインド」

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リーダーマインド

   最近、「リーダーシップ」について考える機会が増えている。
 
   組織を取り巻く環境が大きく変化し、これまでの常識や成功体験だけでは、切り拓くことが難しくなっているからである。
 
   では、優れたリーダーに共通するものは何だろうか?能力や経験だけではない。
 
   “リーダーマインド”こそが、リーダーとしての行動の原点なのではないだろうか。 
 
   “リーダーマインド”とは、役職や肩書きのことではない。自分が置かれている立場に関係なく、「自分がこの組織や未来をつくる」という当事者意識を持つことである。誰かに指示されてから動くのではなく、自ら考え、自ら決め、自ら行動する。そこにリーダーとしての第一歩がある。
 
   P・F・ドラッカーは、マネジャーを「組織の成果に責任を持つ人物」と捉えている。つまり、リーダーとは、自分自身の成果だけを考える人ではなく、周囲の人たちの力を引き出し、組織として成果を生み出すことに責任を持つ人だといえよう。
 
   そのためには、まず“大局観”が必要である。目先の問題に振り回されるのではなく、「何のために、この仕事をするのか」「どんな未来を実現したいのか」という根本に立ち返ることである。安岡正篤氏のいう「長い目」「多面的・全面的」「根本的」という三つの視点は、リーダーにとって重要な思考の基本である。
 
   そして、次に必要なのが“覚悟”である。未来は、誰かが用意してくれるものではない。自らがあるべき姿を描き、そこへ向かう道筋を考え、行動し続ける必要がある。IGグループが実践してきた未来会計も、まさに「未来を描き、現在との差を認識し、行動する」という考え方を基本としている。
 
   では、“リーダーマインド”を育てるには、何を意識すればよいのだろうか。
 
➀ “目的”を明確にする
  (何のためにやるのかを自らに問い続ける)
② “当事者意識”を持つ
  (他人事にせず、自分ならどうするかを考える)
③ “決断”する
  (正解を待つのではなく、仮説を持って一歩を踏み出す)
④ “人を活かす”
  (自分一人で成果を出すのではなく、仲間の強みを引き出す)
⑤ “やり抜く”
  (結果が出るまで、仮説~実践~検証を繰り返す)
 
   IGグループでは、後継者育成塾や行動計画発表会などを通じて、「自ら考え、未来を描き、行動する」人材づくりを大切にしてきた。目標を自ら掲げ、その達成に主体的に取り組むことは、“リーダーマインド”を養う格好の実践の場である。
 
   結局、“リーダー”とは、肩書きによって生まれるものではない。
 
   自分の人生や仕事に責任を持ち、周囲に貢献し、未来をより良くしようとする“心の姿勢”から生まれるのである。常に“リーダーマインド”を心掛けたいと思う。

今週の考える言葉「セルフマネジメント」

考える言葉

セルフマネジメント

   過去にも何度か取り上げたテーマであるが、“セルフマネジメント”(Self‐Management)について再考してみたい。
 
   コロナ後、在宅勤務やフレックスなど、自分で時間や仕事量を調整する場面が増えてきたせいだろうか、最近改めて、“セルフマネジメント”の重要性が盛んに言われ始めている。
 
   “セルフマネジメント”とは、「自己の目標達成のために、感情・行動・時間などを総合的に管理する力」を指す。今回は、「時間の自己管理」について考えてみたい。
 
   「時は金なり」という諺がある。ピーター・ドラッカーも、次の視点から、マネジメントにおける「時間管理」の重要性を指摘している。
 
① 時間は、貸し借りができない
② 時間は、蓄積や保存ができない
③ 時間は、代替できるものがない
 
   そして、ドラッカーは「時間管理」の真髄を「汝の時間を知れ!」という言葉で表現し、「記録」「管理」「まとめる」の3つの段階を「時間管理」の基本だと述べている。
 
   先ず、時間の「記録」とは、自分が時間をどのように使っているのを把握するために有効である。想定通りの時間の使い方ができている人は意外と少ないことに気づかされる。
 
   「管理」とは、成果を上げるために必要な仕事をすべて上げて、「どの仕事にどのくらいの時間を割くのか」をスケジュール化することである。優先順位を明確にして、ムダな時間の使い方をしていないか、期限は守られているかなど、チェックをする。
 
   「まとめる」とは、時間をまとめてムダをなくすことである。何らかの成果を上げるためには、ある程度まとまった時間が必要である。細切れの時間で物事を進めても大きな成果にはつながりにくいものだ。
 
   「時間のまとめ方」としては、次のような方法があるという。
 
① 週に一度、自宅で仕事をする。
② 打合せや会議などの日常的な仕事を特定の日にまとめる。
③ 毎朝、自宅で仕事をする。
 
   「時間管理」は、“セルフマネジメント”の基本である。何らかの成果を上げるには、ある程度、時間を「まとめる」努力が必要である。
 
   時間をまとめて、ムダをなくす努力を心がけたいと思う。
 

今週の考える言葉「クリエイティブ人生」

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クリエイティブ人生

   “クリエイティブ(creative)”とは、創造的な・独創的な・想像力のあるなどの意味をもつ英単語である。主に、個性的な発想でアイデアを生み出したり、新しいものを創作したりすることを指す。
 
   21世紀に入って、すでに四半世紀が過ぎたが、時代環境の変化が激しい中、企業経営のキーワードとして、次の三つのことがよく言われている。
 
① グローバル化(Globalization)
② 多様化(Diversification)
③ イノベーション(Innovation)
 
   確かに、いずれも欠くことのできない経営の要素であることは相違ない。つまり、従来のパターン化された意思決定が通用しない時代環境に置かれていることを自覚しなければならないのだ。
 
   すなわち、これからは、自らの未来にどのように取り組むか、もっと自由に考える必要が出てきたということである。また、より“クリエイティブ”になることが求められているのだと言えよう。
 
   活気あふれるという言葉と共に使われる“クリエイティブ”は、この世のどんな場所においても自分を生かすことを意味している。仕事をするにしても、いかにすべきかというハウツー本や、誰かの意見を参考にするのではなく、自分自身の意見に耳を傾けるようにする。そうすれば、何をするにしても“クリエイティブ”にいられるのである。
 
   クリエイティブな人の特徴としては、次のようなことが挙げられる。
 
① 新しい体験や価値観を歓迎する(変化を楽しむ)
② 興味を持ったことには自発的に調べ、探究する
③ 既存の枠組みに捉われず、多様な視点で考える
④ 失敗や批判を学びの材料と捉え、粘り強く続ける
⑤ 感性が豊かで、細かな違いや違和感に気づきやすい
 
   そして、行動パターンの特徴としては、次のようなことが言えよう。
 
① 興味あるテーマに出逢うと、多方面から情報を集めて整理する
② 日常の中で「なぜ?」「もし~なら?」と頻繁に問いを立てる
③ 一人で考える時間と、他社と議論する時間の両方を大切にする
④ 仕事でも「もっと良くできないか」と改善案を問い続ける
 
   “クリエイティブな人生”を送ろうと思うならば、まず現在の自分の状況を見渡してみて、上記のようなことを、常に自問自答するように心掛けるべきだと思う。
 
   そして、「仮説~実践~検証」の経営サイクルを習い性にしたいと考える。
 

今週の考える言葉「賢明な対処法」

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賢明な対処法

   世の中には、逆立ちしてもどうすることもできないものがある。それは、自分の過去の言動である。
 
   昔から、「他人と過去は変えられない。しかし未来と自分は変えられる」という教訓がある。つまり、変えられないものは受け入れ、自分と未来に目を向けようという意味の名言である。
 
   過去の過ちによっていかに成長するか、あるいは、今できることは何なのかを問うべきで、過去のことをいつまでもグチグチと反芻するのは、犠牲者の典型的な姿なのである。
 
   だが、私たちは、過去ではなく今この瞬間に生きている。昔のことで傷ついたりするのは本末転倒であり、自己否定的な行為である。
 
   また、自分の過去以外にも、自分で変えることができないものがいろいろある。次に掲げるのは、その事例である。はっきりと覚えておこう。
 
① なぜ明日の天気に気を揉むのか
② 1日24時間はそれ以上でも以下でもない
③ 自分の年齢を逆に数えることはできない
④ 「他人を変えられる」~これは驕りである
⑤ “対岸の火事”に心を痛めない
⑥ 「悲しみ」の伝染者・犠牲者になるな
⑦ いつか死ぬべき病が生命である
⑧ 物事を「あるがまま」に受け入れたうえでうまく利用せよ
⑨ 勢は昔から高いものに決まっている
⑩ 自分が「持って生まれたもの」はとことん愛すること
 
   確かに、この世界で何かを変えるために働きかけるというのは、大切なことである。しかし、自分の立場をわきまえることもまた大切なことなのだ。愚かな批判を下して、欲求不満に陥ることは避けるべきだ。
 
   「われわれのできることをしよう。夏には、ハエがいるものなのだ。森を歩けば、蚊に食われるのだ」(ラルフ・ウォルドー・エマソン、米国の思想家)。
 
   今や、パラダイムシフトの時代である。時代環境が大きく変わっていくのは避けられない事実である。その現実を受け止めたうえで、どう対処すべきか、が問われている。
 
   その唯一の手法が、「仮説~実践~検証」の経営サイクルをベースに展開する『未来会計(MAS監査)』である。一度、じっくりと自社の未来と向き合う一日、『将軍の日』に参加してみませんか!
 

今週の考える言葉「無心」

考える言葉

無心

   学生の頃、「雑念が多すぎる、もっと“無心”になろう!」と注意する先生がいた。言われると、その通りなのだが、なかなかそうはなれない……。
 
   あれもこれもとやりたいこと、やるべきことが多かった若き日々。分かっちゃいるけど、と言い訳しつつ、しょうがないと思い、諦めていたような気がする。しかし、いま思うに本当に分かっていたのだろうか……?
 
   書棚にあった、20数年前に購入した『無心ということ』(鈴木大拙 著)という書籍に目が止まり、パラパラとめくってみると、けっこう読みこなした形跡があった。
 
   昔ほど、雑念に振り回される機会が少なくなったのか、あえて「“無心”になろう!」と意識する機会が少なくなったような気がする。
 
   だが、この本に目が止まった……。この際、改めて“無心”について考えてみたい。
 
   無心には、次のような意味がある。
 
悪意や計算がなく、何気ないさま
心が何かに捉われず静かで澄んだ状態
「お金の無心」のように、金品をしつこく頼むこと
そして、仏教・禅・武道での“無心”とは、「私心や妄想がなく、いまこの瞬間に集中した心の状態」のことをいうそうだ。
 
   無心の効果としては、次のようなことが挙げられる。
 
① 雑念が減ると⑤判断がクリアになる
② 悪い感情が長引きにくくなる
③ 自分への執着がゆるみ人間関係が楽になる
④ 思考の癖がリセットされやすい
⑤ 体の感覚が戻りストレスに強くなる
 
   そして、“無心”になるための具体的な方法として、次のようなことが挙げられている。
 
① 呼吸に集中する
② 単純作業に没頭する
③ ゆっくり歩く瞑想
④ 感覚に意識を向ける時間をつくる
⑤ 趣味で「時間を忘れる」状態を目指す
 
   まずは、環境に流されている状態から、主体性(自分の意思と責任)を発揮できるようになること。そして、さらに主体性が行為に溶け込み、計算や自意識が前面に出ない“無心”に近づいていく。
 
   「主体性(有心)」から「無心的主体性(無心)」へ心を高めていきたいと思う。
 

今週の考える言葉「遊ぶ時間」

考える言葉

遊ぶ時間

   「遊びの時間をつくることは最高のビジネス戦略になる」という。
 
   いま、再読している『何をしてもうまくいく人のシンプルな習慣』(ジム・ドノヴァン 著)という本の中の一節である。
 
   つまり、「仕事ばかりしていると、退屈な人間になりかねない。だからリラックスして、ひたすら“遊ぶ時間”が必要だ。旅行に出かけるのもいいだろう」ということだ。
 
   もう36年ほど前になる。開業して5~6年ほど経った頃だった…。創業以来、生活の基盤をつくるために、働きずくめの毎日を過ごしていた。毎日、残業続きで、心身ともに疲れ果て、限界に来ていたのだろう。
 
   「我々は何のために独立開業したのか?原点に立ち返って、考えてみよう」ということになった。やりたいことがたくさんあったのに、目先のことに追われて余裕のない毎日を過ごしていたのに気づかされた。
 
   まずは、残業をなくすこと。そのためには、「残業は悪!」どうしてもせざるを得ないときは、その理由をつけて届出書を出すことにした。
 
   それから、「家族も一緒に、慰安旅行もやろう!」と。最初は近場の温泉旅行から始めたと思う。いったん始めると、向上心が高ぶっていく。これからは、国際化の時代になる、見聞を広めるために海外に行こうとなり、ハワイ、アメリカ西海岸、シンガポールと……。
 
   それも、業界の常識を打ち破るために、3月確定申告の時期にいく。そのためには確定申告を2月中に終わらせる。そのためにどうしたらいいかなどを、真剣に議論したものである。
 
   その頃、改めて、感じたのは「やればできる!」ということだった。
 
   私たちは日ごろ、決まりきったことばかりしがちだ。朝起きて身支度をして、朝食。そして、同じ道を使って通勤し、机に向かう。そして、日常業務をこなす。
 
   パターン化された行動をとり続けると、創造性を十分に発揮できなくなるのも当然だ。
 
   決まりきった行動をやめれば、新しい行動が湧き起ってくる。恐らく、右脳の活動が活発になり、その能力を発揮するのだろう。
 
   いつもの環境から離れて過ごすことで、普段と違う生活体験をする機会が生まれる。
 
   確かに、海外旅行に行ったときなどは、現地に着き、タラップを降りた瞬間から気分が変わっていることを、何度も体感してきたことを思い出す。
 
   “遊ぶ時間”をつくろう。休養をとって充電することでリフレッシュな気分になるだけではなく、日常の仕事や生活においても、何か新しいことにチャレンジしたいという意欲が湧いてくるものだ。“遊ぶ時間”をつくって、創造性を活性化したいと思う。
 

今週の考える言葉「成功のステップ」

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成功のステップ

   今回は、以前にも紹介した記憶があるが、再読している書物の一つである『目標達成の技術』(青木仁志 著)について紹介したい。
 
   著者はその著書の冒頭に次のように述べている。
 
   「未来を知る者は、その未来を創り出す者自身である」と。
 
   この言葉は、長く経営計画を策定するお手伝いをしてきた小生にとって、実感していること、そのものである。
 
   さらに、言う。「人生の目的とは、『わたしは、なんのために生きるのか?』という自己の存在理由であり、目的が土台にあって、それを実現するために目標を設定するのだ」と……。
 
   人生は有限。一度限りの人生を充実させ、有意義かつ楽しく過ごしたいと誰もが願っている。この願いは、「成功したい」という欲求であり、人間の本能だといえよう。
 
   どうすれば、その欲求を満たすことができるのか?その具体的な方法として“成功のステップ”を掲げている。
 
【成功のステップ】
 
① 人生の土台となる価値観をまず固める(人生理念)
② そのうえに構築するビジョンや将来のあるべき姿を明確にする(人生ビジョン)
③ 目的を遂げるための目標を設定する(目標の設定)
④ 目標を達成するための計画を立てる(計画化)
⑤ 最終的に日々の実践に落とし込み、行動する(日々の実践)
 
   以上である。
 
   まず為すべきは、➀人生の土台となる価値観(人生理念)を明確にし、固めることであろう。だが、改めで問いただすと、難しい問題である。人の価値観は十人十色だという。人それぞれ自分の価値観(=物差し)をもって、世の中の出来事を測って生きている。
 
   問題なのは、その物差しが正しく機能しているのかどうかを検証する機会を持ち得ていないということだ。つまり、知識教育の場はあったとしても、価値観教育をきちんとする機会がないのではないだろうか。
 
   小生は本当にラッキーだったと思うが、数十年前に『経営人間学講座』(竹内日祥上人)との出逢いがあったことだ。それによって、“成功ステップ”の土台を得ることができた。その後も、その教えをベースに、テープを聴く、心を磨くための読書を勤しんでいる。
 
   “成功のステップ”を支える土台の土台となる『出逢い』は大切にしたいと思う。
 

今週の考える言葉「万全」

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万全

   “万全”とは、「完全で少しの手落ちもないこと」をいう。英語でいうと、「パーフェクト」ということだろう。
 
   学生の頃、期末試験やいろいろな行事があるとき、必ず「“万全”を期して臨むように!」と助言をしてくれた先生がいたことを思い出している。
 
   先週6/30(火)~7/1(水)は、IG会計グループの全体会議で、半期業績の発表の日だった。その時の発表を聞きながら、今年度の半期、どれくらいの部署や個人が「“万全”を期して、目標と戦い、仕事をした」と言い切れているのか、と思ったからだ。
 
   もちろん、誰もがいい加減な仕事をしたいとは思っていないはずだ。でも、「“万全”だった」と言い切れないところがあるだろう・・・・・。
 
   では、どうしたら、「“万全”だった!」と言えるになるのだろうか?そのためには、当然ながら、何事でも準備が必要だ。まずは“万全”な態勢で臨むための準備が必要となる。
 
   “万全”な準備の基本軸として、次のようなことが言えるだろう。
 
① 目的とゴールをはっきりさせること
何に“万全”でいたいのか、到達点を決めると、それを決めると必要な準備が見えてくる。
 
② 情報とリスクを洗い出すこと
想定されるパターンやリスクをできるだけ出し、その一つ一つに対策を用意しておくこと。
 
③ 必要な物・環境を整えること
道具や環境面での抜けをなくすこと(資料や連絡体制などをリスト化し、実物で確認しておくこと)
 
④ 心と体のコンデションを整えること
睡眠・食事・適度な休息を確保し、直前は「詰め込み」より、「確認」と「落ち着く時間」を優先すること。
 
⑤ リハーサルと最終チェックをすること
本番に近い形で一度やってみて、想定外の穴を見つけて埋めること。
 
以上である。一つひとつ、自己チェックを怠らないことが大事だが、上司や先輩などにチェックをお願いし、アドバイスをもらえると、さらに“万全”だと言えるだろう。
 
   そして、何よりも大事なことは、自分の任された仕事の意義と価値をしっかりと認識し、受けとめるという自覚だろう。
 
   「“万全”を期す」という姿勢こそが、自己成長の基本である。
 

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