「Ja-Big ジャーナル」様に取材をして頂きました!
その他お知らせ
以前、事務所の取り組みについて取材して頂きました、日本BIGネットワーク様の「Ja-Bigジャーナル」が、この度PDFでご覧頂けるようになりました。
コチラよりご覧いただけます!
また、大好評につきまして、冊子を追加発注いたしました!
是非事務所にお越しの際は、手に取りご覧ください!
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目標設定
“格差”が、あらゆる局面で社会問題となっている。かつて、一億総中流社会といわれていた頃からすると、隔世の感がする。
企業経営においても、“格差”は常態であり、さらに広がり続けている。業界丸ごと儲かるような仕組みは、すでに壊れてしまい、一人勝ちする企業が出てくると同時に、淘汰を余儀なくされる企業も出てきている。
同じような環境に身を置きながら、なぜ“格差”が生じるのだろうか?企業間においては一言でいうと、マネジメントの質の差だといえる。では、その質の差は、どこから生じるのであろうか?小生は、目標設定の良し悪しだと考えている。
正しく経営をしようと思うならば、自らの目的や目標を明確に定めることは必要条件である。つまり、目標設定ができていないということは論外だと考える。問題は、設定した目標の良し悪しである。
例えば、全社目標を定め、それを各部門や個人へと役割分担化していく。そのときに、各部門や個人の自ら達成すべき目標は誰もがちゃんとつくっている。問題は、各部門や個人間相互の関係性に対する目標が欠落していることが多い。
つまり、①他部門等の目標達成にどのような貢献ができるかという目標や、②自部門の目標達成に対して他から貢献してもらいたいという目標が、言及されていないことが多い。相互の関係性が重要視される今日的環境においては致命的な問題である。
また、こんな問題もある。「今期中に、×××を達成したい!」という目標を立てたとしよう。これは結果目標である。そのために「毎日、×××を必ず実行する」という行動目標が必要となる。意外と、この行動目標が具体化されていないことが多いのである。結果目標は外部環境から制約を必ず受けることになる。自らの意思で自由にコントロールできるのは行動目標のみである。
これら2 点は、“目標設定”のときに十分に考慮すべきことである。さらに、経営の現場では必ずトレードオフが生じることも念頭において“目標設定”しておくべきである。
① 利益とのバランス(「売上を最大に、経費を最小に!」という
考え方)
② 現在と未来のバランス(設備投資と回収期間など)
③ ほかの目標とのバランス(二項共存関係の考え方)
ざっと考えてみても、“目標設定”対しての意識レベルの差が認識できよう。その差が、そのままマネジメント力の差につながり、格差の原因となっているのである。
ぜひ、“目標設定”に衆智を集めて頂きたいと思う。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」
守破離
人が道を究める、上達の極意として“守破離”という3つのステップがあるといわれている。ネットで調べてみると、「守り尽して、破るとも、離るるとも、本ぞ忘るな」という千利休の言葉が語源だという。また、室町時代の世阿弥の「風姿花伝」に出てくる能を究める極意「序破急」によるという説もあるそうだ。
“守”とは、基本を忠実に身につける段階をいう。素晴らしい師匠に出逢い、その流儀を完全にマスターできれば最高である。その時、大切なことは謙虚と素直さ。分かったふりをせず、すぐ師匠に素直に聞いてみることである。有名な同業者が、「うちの事務所は“ハイ”と“イエス”しかない」と話していたが、この段階での学ぶ姿勢をいっているのだと思う。白紙の状態で居れるか・・・。
次に“破”とは、仕事に創意工夫を重ね、自分流をつくりあげていく段階である。ここで大切なことは、傲慢や慢心に陥らないことである。税理士として駈け出しの頃である。顧問先の経営にとって良かれと思い、自説を滔々と述べていると、「それって、あんたの上司に相談した結果なのか?」と問われ、そうじゃないと答えたら、「良く、上司に相談してくれ」と一言・・・。人は、内容ではなく、誰がいったのかで、安心しているのである。虎の威を借りる重要性を知り、「うちの所長が・・・」と前置きしていうと聞き入ってくれたのである。そのうち、「あんた自身はどう思う?」と聞かれるようになったことを覚えている。自分流が認められて、はじめて“破”である。
そして“離”とは、師匠から離れ、自分流を世に問うときであろう。後継者でいうと、引き継いだ会社の抜本革新を断行し、第二創業を始めるときである。先代から継承した事業を、次元を変えて成長させていくことが問われる。この時に大切なことは、「不易流行」の見極めである。そして、時流を捉えて、自らの強みをどう生かしていくかであろう。
“守破離”は、上達の極意だという。3つのステップ(守~破~離)を踏みながら、道を究めていくのであるが、私流にいうと逆算したらどうだろう。つまり、“離”の構想を先にイメージしておく。
来るべき時のあるべき姿(離)を描き、現状との差を捉える。その差を埋めるために何をなすべきか(守と破)を考える。未来からの逆算である。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」
没頭
仕事に“没頭”できている時って、最高に幸せだと思う。迷いとか、苦しみと全く無縁の世界が、そこにある。
周囲の人からみると、「そんなに忙しく飛び回っていて大丈夫だろうか?」と気になるほどの働きぶりであるが、本人は極めて元気!睡眠が十分であろうとなかろうと、頭は冴えているし、身体も軽いのである。
没頭している時って、恐らく、別の次元に舞い込んでしまっているのであろう・・・。不都合な出来事はぜんぶ、自分を避けて通るような感じなのだ。周囲の状況まで、自分に味方してくれそうな・・・、最近、そう感じるような出来事があった。
先月お盆明けの事だが、どうしても外せない用で、上京を予定していたのだが、関東地方へ台風が上陸。朝から欠航が相次いでいたが、小生が予約した便だけが調整中という。取りあえず、空港へ行き、待機していたら、この便だけが飛び、その後の便もすべて欠航という。
「運がいい!」と言うしか、いいようがないのだが・・・。
その一週間ほど前の話であるが、逆もある。少し、働き過ぎだということで休息をとろうと、郊外のリゾート地で4~5 日ノンビリを決め込み、ゴルフをしたり、読書やカラオケしたりで寛いでいたのだが、家に戻るとわき腹に違和感・・・、帯状疱疹だという。
休暇をとらずに、仕事に“没頭”していたら、恐らく病にならなかったのではないかと勝手に思い込んでいる。(笑い)
確かに、仕事に“没頭”しているときは、迷ったり、悩んだりする暇がないのである。暇をつくるから、心に隙ができて、余計なことを考えてしまう。人に勧めていいものかどうかは別として、片付けるべき仕事があるときは、それがどんなにボリュームがあったとしても、その仕事に“没頭”したほうが賢明だ。特に経営者にとっては、「結果だけが唯一の妙薬だ!」と思うからだ。
では、仕事に“没頭”するコツみたいなものはあるのだろうか?
経験上、一つ言えるのは、自分の仕事を好きになることである。人間は自分の好きなことには、時間が経つのを忘れてしまうほどに“没頭”する。最初は与えられた仕事でも、毎日毎日、創意工夫を重ねながらしていると、新しいアイデアが生まれ、試したくなるものだ。自らの向上心が、さらに高まってくる。
とに角、受け身で仕事をしないように心掛けることが、“没頭”するためには大切だと思う。目標管理の徹底は、日々、自分がなすべきことが明確にできるので、“没頭”に最適な手段だと考える。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」
環境
“環境”と価値観の関係性について考えてみたい。
価値観とは、「思考の枠組み」のことである。人間には、人それぞれの価値観がある。十人十色、まさにその通り・・・。面白いことに、価値観は人そのものに備わっているだけではなく、時代には時代の、地域には地域の価値観があるのだという。だから、同じ日本人でありながら、江戸時代に生きていた日本人と、現代を生きている日本人では、同じ日本人でありながら、かなり考え方というか常識が違う・・・。また、九州と東北では、やはり違う。
なぜ、そうなのだろうか?もちろんそれは、生まれ育った“環境”が違うからである。つまり、人はみな、“環境”からの影響を受けて生きている。そして、その出逢った“環境”によって身につけた価値観を自分の物差しとして、物事を判断し、選択しながら生きている・・・。
人間は、歳を重ねる度に、様々な“環境”との出逢いを体験する。だとすると、「自分が信じている今の価値観は、いつどこで、どんな出逢いの影響を受けて、身につけたものだろうか?」「今の自分に最もインパクトを与えた要因は何だったのだろうか?」しかし、改めて聞かれると答えに窮するのではないだろうか。
人生には節目がある・・・。進学、就職(転職)、結婚(離婚)等など。そんな人生の転機となる体験やそのプロセスの中で、どんな影響を受けて、私たちの価値観は形成されてきたのだろうか。また、多くの読書やセミナー等の勉強会、絵画や音楽の鑑賞、宗教等との出逢いも価値観の形成に大きな影響を与えているように思える。
このように様々な“環境”との出逢いをベースに、今の価値観が形成されてきたのであろう・・・。ただ、私の場合は、仕事という“環境”からの影響が一番大きいという確信がある。その影響力は今でも大きく、今なお日々、価値観の成長を実感している。
仕事とは、「仕」も「事」も「仕える」と読む。そこに、仕事の意味がある。今や死語に近いが、「滅私奉公」という言葉がある。昔は、働く者の倫理・道徳として広く語られ、価値観の形成に強い影響を持っていたようだ。仕事の本質を捉えた言葉だと思う。
仕事を与えてくれる“環境”に貢献するためには、“環境”が求めているもの、需要をしっかり掴むことが重要だ。自らの価値観に捉われずに、“環境”の声に耳を傾けてみよう。“環境”が真に求めているもの、その変化などが聞こえてきそうな気がする。
ビジネスの成功は、“環境”から必要とされている仕事を開発した者によって、享受されるものだ。元々、“環境”から授けられた価値観、環境の進化に貢献できてこそ、その成長も約束されるものだと考える。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」
行動
「人間は一本の葦であり、自然のうちでもっとも弱いものにすぎない。しかし、それは考える葦である」(『パンセ』パスカル著)。
あまりにも有名な、パスカル(1623-1662)の言葉である。宇宙という広大無辺な自然の中で、ほんの一点にすぎない存在・・・。だが人間は思考によって、宇宙を包み込める存在でもある。
創業の当初、経営者に参加して頂いて、『葦の会』という勉強会を主催していたことを思い出す。経営者は考える人であり、つねに考え抜いて経営の舵取りをすべきであるという趣旨であったと思うが・・・。また、“考える言葉”シリーズも、その流れから生まれたネーミングである。
昨日のIG幹部会で、思考と“行動”について次のような話をしたことを反芻している。
「私たちは、つねに思考して、“行動”することを旨としている。しかし昔から言行一致あるいは知行合一の大切さが繰り返し言われているように、思考と“行動”を合致させることはそれほど難しい・・・。そんなとき、どうすればいいのだろうか?」
何故か?考えるに、私たちは自らの思考を思うように自己管理できないのではないか。「こうしようと決めた矢先に、他にもっといいやり方が・・・」と迷いが生じ、望むように考えることができないのである。
人間は、また感情の生き物である。喜怒哀楽という感情は、思考ではコントロールできないものである。哀しいときに、なぜ哀しいのか?考えても、哀しさから抜け出すことはできない・・・。気分が落ち込んだ時に、いろいろ考えても堂々巡りをするだけで解決の糸口さえ見いだせない時がある。
世にいう優れた経営者って、思考と“行動”のスイッチの切り替えがうまい人ではないかと、ふと思う。
松下幸之助さんの「やってみなはれ!」という言葉は有名である。いろんな解釈はあると思うが、要するに“行動”には必ず結果が伴う。やってみて初めて分かることだってたくさんあるという事だろう・・・。それに、思考と違って、“行動”は一歩踏み出せば思い通りになるものである。
チェンジ・オブ・エアという言葉があるが、海外に出ると開放的な気分になって、日常のしがらみがスッーと消えてしまい、大胆な発想が浮かび、いくら考えてもまとまらなかったことが見事に整理できた経験って、誰にでもあると思う。
先送りするぐらいだったら、まず“行動”をしてみよう!“行動”すれば、必ず結果が出る。そこからまた思考してもいいのではないだろうか。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」
目利き
「世に伯楽有り、然る後に千里の馬有り。千里の馬は常に有れども、伯楽は常に有らず」 (韓愈「雑説」)という諺がある…。簡単に解説すると、「千里を走る名馬がいたとしても、それを見抜く人(伯楽)と出逢わなければ、駄馬のままで終わってしまう」ということであろう。
日本の企業の99.7%は中小企業である。今その7割が新たな成長戦略を描くことができずに、赤字で苦しんでいるという。かつて、業績がよく、税金対策に苦慮していた多くの中小企業経営者を知っている者にとって、にわかには信じがたい状況である。
バブル経済が崩壊して25年は経つ…。確かに、様々な要因があって経済環境は激変した。しかし、日本の中小企業を取り巻く社会的インフラの質は、諸外国のそれと比較しても見劣りしているわけでもなく、むしろ優位性は高いのではないだろうか…。では、なぜ停滞からの脱却ができないのか?
伯楽とは、“目利き”のことである。ひょっとしたら、現在の中小企業がもつ事業性の高さを正しく評価できる“目利き”がいないのではないか・・・。
昨年、金融庁が公表した「金融行政方針」(森信親長官)は、その辺を意識してのことだろう、「地銀が担保や保証ではなく、取引先の事業内容や将来性を見極めるように求めている」、いわゆる「事業性評価」である。(「捨てられる銀行」講談社)
かつては、銀行には外回りの人たちがいて、中小企業の現場に赴き、いろいろなヒヤリングをしながら、決算書等では知ることができない社長の価値観や将来への思いを聞きながら、その企業における事業の将来性を“目利き”していたように記憶している。そんな銀行が少なくなったという。
小生は、中小企業の経営者そのものが“目利き”であるべきだと思う。
業界ごとに儲かる仕組みがあって、走るべきレールが敷かれていた頃は、能力や経験さえ積めば、それでも成果は出せたのかも知れないが、今は違う。独自性を発揮できない企業は淘汰されてしまう時代である。
“目利き”とは、二つの思考性が問われるのではないだろうか。一つは、普遍性。物事の本質を見極める真贋力…。その人の価値観(物差し)のレベルである。
もう一つは、洞察性。経営環境の変化や時流を読み取り、自らの強みを発揮できるドメインを見極め、進むべき進路、つまり戦略の指針・方向性を見定めていく思考力だといえよう。
日本の経営資源は、いまでも、他国と比較しても決して見劣りしないどころか、優位性があると考える。問われるは、トップリーダーの“目利き”であると…。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」
歴史は動く
NBMとは、「我々会計人は社会的インフラである!」という自覚のもと、その役割を担うために何をなすべきか・・・。激変する時代のニーズに適応し、自己変革するために何をなすべきかを研究し、実践可能な新しいビジネスモデルの習得を目的とした学習組織である。
税理士業界は、戦後のシャウプ勧告に基づいた自主申告納税制度の社会的インフラの担い手として役割を全うし、60 年以上もの間発展してきた・・・。その制度会計というパラダイムから脱却し、マーケットインの発想で会計人の仕事を捉えなおしたらどうなるのであろうか・・・。
日本の企業の99.7%は中小企業である。その7 割が新たな成長戦略を描くことができずに、赤字で苦しんでいるという。もし、我々会計人が企業の成長戦略を描くお手伝いができて、赤字を黒字に転換する役割を担うことができたら、こんな素晴らしい仕事はないのではないだろうか?
IG会計グループでは、20 年以上も前から、私たち会計人の強みである会計という専門知識を、単に税務署へ申告するためのものではなく、経営者の意思決定をサポートするための会計として捉えて、実践を積み上げてきた歴史がある。
そのサービスの領域を未来会計と称し、その領域を深耕するためのビジネスモデルをMAS監査と呼んでいる。
2 年前、その推進・普及のために設立したコンサルティングファームがJa‐BIGである。(全国の有志・50 会計事務所が共同出資をし、未来会計を事業化することによって、中小企業の存続と発展をサポートすることを目的としているネットワーク型の組織である)。
“歴史は動く!”、目的を持った日々の活動が歴史をつくる・・・。そのために必要なのが「学後の実践」である。
NBMで習得した知識を、現場で実践する。それによって業界の景色が変わる。
「会計事務所は過去を語る所ではなく、未来を語る所である。すなわち、会計人は“未来人”である」、そう受け止められたとき、“歴史は動く”のであろう。
未来会計を提案することによって、「御社の未来を担いたい!」「赤字は必ず解消できる!」とコミットしたい。ぜひ、ご相談を!
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」
株式会社 ミロク情報サービス様の「月間実務経営ニュース 8月号」に大西会計グループが紹介されました!
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(※ミロク情報サービス様のサイトへつながります)
是非、一度当グループの取り組みをご覧ください!