古田会計事務所

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今週の考える言葉「即今」

考える言葉

即今

   禅に、“即今”という言葉がある。辞書を引くと「ただいま。目下」とあるが、その「今」をどう生きるかを考えてみたい。
 
   無常の人生、命のはかなさを考えると、「今」という瞬間を大切にしなければと思う。つまり、“即今”とは、「今という瞬間を大切にし、充実しなければならない」と心に期して生きることを教えてくれる。
 
   ある本で、「即今(そっこん)、当処(とうしょ)、自己(じこ)」という禅の言葉を紹介してあったのを思い出す。
 
   道元禅師の悟りに、「他は是れ吾にあらず」、「更に何れの時を待たん」という有名な言葉がある。つまり、「他の人にしてもらったのでは、じぶんのしたことにならない」、「いまやらずに、いつやるのだ」という意味である。
 
   「いま、ここで、じぶん」として生きるという覚悟みたいなものだ。小生は、この言葉が好きだ。だからこそ、そう生きようと心がけているが、なかなか難しい。もうだいぶ前になるが、歳のせいか、夜中に目が覚めて往生した時期がある。いったん目が覚めると、再び寝ようと思っても、目が冴えてきて明け方まで眠れない。睡眠不足では、仕事に差し支えると思い、必死に寝ようと努力すればするほど、目が冴えてきてどうしようもない・・・。
 
   ある時、「どうせ眠れないのならば、読書しよう!」と思い、机に向かったら効果てきめん、どんどんページが進み、またいろいろなアイデアが出てくる。まさに、“即今”の時を得たような気分だ。
 
   目が覚めた時こそが、“即今”! 読書にとって最良の時間なのだ。いまや、寝る前に一冊の本を机の上に準備して眠ることが習慣となった。いつの間にか、小生の平均睡眠時間は4 時間となった。概ね、2 時過ぎか3 時時ごろまでに目が覚める。かなりのショートスリーパーである。気になって、あるドクターに相談をしたことがあるが、「睡眠には、個人差があるので、それで体調が良ければ、合っているのではないか」と・・・。
 
   ただ、“即今”と言えでも、体調の良し悪しがある。同じことをしていても、スムーズにいくときと、かなりの努力を強いられる時とがある。そんなときは、どうするのか?最近は、努力しても成果が薄いときは、気分転換をするようにしている。
 
   「“即今”、当処、自己」は、統合的な概念なので、分けて考えられないと思うが、やってみて最も難しいのは、“即今”ではないだろうか。目的意識を明確にして、“即今”を習い性として究めたいと願う。
 

今週の考える言葉「グローバル成長」

考える言葉

グローバル成長

   昨年購入した書籍の中に、『成長企業の法則』(名和高司 著)という本がある。本のタイトルに関心をもって手に取って見たものの、分厚くて、途中で机の端に積み重ねたままにしておいたものだ。
 
   改めてチャレンジしてみると、なかなか読み応えがある内容だ。
 
   本書のテーマは“グローバル成長”である。一定の基準で、21 世紀の世界トップ100社を選定し、米英や北欧などの成熟国家においても成長し続けている企業を紹介し、「成熟国における成長」とは何かを考え、停滞している日本企業に喝を入れたいというのが著者の意図であろう。
 
   成熟国における“グローバル成長”の要因は何か?その条件を「異次元の成長=LEAP(跳躍)」という表現で概念化しており、「稼ぐ力を強化すること」が重要であると述べている。常に指摘していることでもあるが、どんな状況においても成長し続ける企業には、次の3 つの特徴がある。
 
   ① 独自の経営観があること
   ② 付加価値の高い事業領域を確立していること
   ③ 人材育成に熱心であること
 
   “グローバル成長”も基本的に同じである。ここで言う、「グローバル」とは「市場開拓」のことであり、「成長」とは「事業モデルの構築」を指している。つまり、志を持って、イノベーション&マーケティングをしっかりと展開していくことである。
 
   「成長か、死か・・・。あらゆる企業は、普通に経営していては失速する。成長を強く意識しないと、企業の継続は難しい」と著者は指摘しているが、全く同感である。現状維持は衰退を意味する時代である。
 
   さらに、時代環境の変化の中で生じる二律背反性(二者択一の選択)を超える「経営のイノベーション」が求められるという。つまり、統合の価値観(二項共存関係や共創の考え方)がベースにあって、様々な判断ができるかどうかが、一人ひとりの経営者に問われる時代なのだと思う。
 
   例えば、静的な特性(堅牢性、しぶとさ、ブレない)による「深化」と動的な特性(変容性、身軽さ、融通無碍)による新化という二律背反的な要素の共存が成長のバネになるという。
 
   「変わるもの」と「変わらないもの」を見極め、統合の価値観で成長を考えていくことが、“グローバル成長”の真髄ではないだろうか。
 

今週の考える言葉「時熟」

考える言葉

時熟

   お盆休み(11~16 日)に書棚を整理していると、『時間開発のすすめ~独創的24時間のつくり方』(中川昌彦 著)が目に止まった。もう30 年も前に購入した本だ。懐かしく、ぱらぱらとめくっていると、“時熟”という言葉に赤線が引いてあり、その当時に熟慮した跡がある。著者によると、「時間には命がある。時計時間にはもちろん命などないが、実存的時間にはそれがある」という。
 
   時計時間とは、時計のように等質的に流れる通俗的時間のことで、実存的時間とは人間の意識に属している根源的時間をいい、それには命がある・・・。自分がいかに生きるかによって、それは伸びもし、縮みもするという。
 
   時間に命があることを的確に表現した言葉として、“時熟”という言葉を紹介している。
 
   「時間は未熟な状態から始まって、徐々に成熟する。十分に成熟した状態が“時熟”と呼ばれる。その状態を過ぎると、時間は時代に枯れ、ほろびていく」とある。つまり、未熟な状態で成果をあげようとすると失敗する。“時熟”に至れば、熟柿が自然の落ちるように、物事はうまく運ぶ。しかし、その機を逸すると、柿は腐って落ちてしまう・・・。
 
   このように考えると、「機が熟する」という言葉があるが、“時熟”を読むということはどんな人の人生にとっても極めて重要なテーマであるといえよう。新規事業を立ち上げたあと、激しく成長している企業を見ていると、トップの“時熟”を読む目が鋭い。自らが構築したビジネスモデルと時流がマッチングしており、方向性にブレがないのである。
 
   逆に、失敗を繰り返している企業や人を見ていると、時の熟するのを待てず、独り相撲をとって、焦りから自滅している。または、機を逸してしまい、慌ててやり出すが、手遅れの状態である。
 
   では、物事が“時熟”しているか否かを読むには、どうすればいいのだろうか?
 
   先ずは、「備えあれば憂えなし」である。「迷った時こそ先を見よ」という言葉があるが、常に目的意識を持って、明確なビジョンを掲げて、その実現のために何をなすべきかを考え抜く習慣を身につけることであると思う。
 
   また、企業のトップであるならば、自分の会社をどう伸ばすのかの一点に集中すべきである。つねに成長志向で、未来を考えて、行動をすべきである。このような思考的な習慣によって、“時熟”のタイミングが培われていくのだろう。
 
   恐らく、無為自然とか無我の境地に達している人は、時の流れに身を任せつつ、“時熟”を得心しているのだと思う。
 

今週の考える言葉「目的意識」

考える言葉

目的意識

   先週末(4~5日)は、『NBM(第16 期⑥最終講)』と『Ja-BIG定例会(第3 回)』が同時開催された(クロスウェーブ・船橋)。
 
   「光陰矢の如し」という諺の通り、歳月の流れは、いつもはやいものだ・・・。
 
   2000 年に、「会計人は“社会的インフラ”である!その自覚のもと、会計人の手で“日本の礎”を築こう!」という“目的意識”をもってスタートしたのが『NN構想の会』だ。
 
   さらに2003 年には、単に税務申告を目的とした会計ではなく、「経営者の意思決定に役に立つための会計の体系をつくろう」という趣旨で、NN主催のもとで『新ビジネスモデル研究会(NBM)』をスタートさせた。
 
   そして2014 年には、満を期して、『㈱日本BIGネットワーク(通称:Ja-BIG)』を全国の会計人有志で設立し、参加事務所のすべてが未来会計の領域で年商一億円の事業化を達成することを目標に掲げ、会計業界の抜本革新を目指し、切磋琢磨しているところである。
 
   これら一連の活動の根幹にある“目的意識”とは何か?一言でいうと、“業界革新”である。
 
   バブル崩壊以降、日本の中小企業の約7 割近くが赤字だという。先ずは、赤字を黒字化し、ムダをなくすことによって内部留保を高め、環境の変化に適応できる企業体質を創るためにはどうしたらいいか・・・。事業承継の問題、または新たな成長戦略を描くお手伝いをするにはどうしたらいいのか。
 
   環境の変化に伴い、生じる新たな課題(ニーズ)に応えるためには、自らを変革するしかない。また、変革できなければ、会計人の“社会的インフラ”としての使命・役割としての存在価値がなくなるという、健全な危機意識である。
 
   「経営者の意思決定をサポートすること」を目的とした会計のことを未来会計と称し、そのドメインの確立を目指してきた。1993 年から共同研究をはじめ、IG会計グループでは1995 年に「S-Plan」という中期ヴィジョンを掲げ、戦略的に思考し、行動できる会計事務所に生まれ変わることを決めた。その中心的な課題が「未来会計に軸足を移す!」であった。
 
   1993 年から数えると、25 年の月日が流れたことになる。「顧客と共に、未来を語れる会計人になる!」という“目的意識”を持ち、かなり戦略的にも絞り込んだ活動をしてきたつもりでも、あっという間の歳月の流れである。
 
   “目的意識”を持って日々を送ったとしても、「光陰矢の如し」である。ましてや、“目的意識”を持たないとなれば、「何をか言わんや」である。
 

今週の考える言葉「先義後利」

考える言葉

先義後利

   “先義後利”という四字熟語がある。出典は、『孟子』(梁恵王・上)である。
 
   「義」とは人として当然あるべき道の意、「利」とは利益のこと。「道義を優先させ、利益を後回しにする」という意味である。
 
   大丸百貨店の創業者である下村彦右衛門(1688~1748、江戸時代中期の商人)は、論語を商いの根本精神として、「顧客第一主義に徹すれば、利益は自らついてくる」という考えで、”先義後利”を大丸の店是に定めたという。
 
   バブル経済が崩壊して、すでに四半世紀が経つが、未だに日本の中小企業はその7割近くが赤字経営に苦しんでいるという。中小企業にとって、目先の利潤さえ追えば、結果が出ていた都合のいい経営環境など、もう二度と期待できないであろう。
 
   人口減少やグローバル化などの浸透を考慮して、これからの経済環境を洞察したとき、これからの中小企業にとって、大きく、次の四つの経営課題が浮き彫りにされてくるに相違ない。
 
   ① 人材の確保と育成・定着
   ② リスクに強い財務体質の構築
   ③ グローバル化への対応
   ④ 自己革新へのあくなき挑戦
 
   しかし、これらの経営課題は小手先のテクニックで乗り越えられるものではない。小生のコンサル経験からも言えるが、赤字企業を一時的に黒字化することは、さほど難しいことではない。しかし、ずっと黒字を出し続ける企業体質となると別問題である。
 
   やはり、前回の”考える言葉”シリーズでも触れたように、「企業の目的とは何か?」を問うところから始める必要があるし、企業の長期的な業績は、経営者の人間性や生き方の反映である。自らの経営者としての価値観を問い直し、確立させるところから始めなければならないだろう。
 
   その意味において、”先義後利”の考え方は、他への貢献を旨とする仕事の本質を捉えた考え方である。多くの中小企業が、利益を出せなくて困っている。そんな時こそ、大義のもとに自社の経営資源の再構築をし、経営基盤を固めることから着手すべきではないだろうか・・・。
 
   バブル期の反省から、顧客第一主義だとか、マーケットインの発想などがさかんに叫ばれているが、孟子が”先義後利”を説いたのは実に紀元前の話である。また、大丸の店是は江戸の中期に定められたという。
 
   何事も本質を捉え、概念化された言葉は、いつの時代においても力強いものだ。
 

今週の考える言葉「有意注意」

考える言葉

有意注意

   先週末(21~22 日)、『IG後継者育成塾(第5 期⑥)in福岡』を終えたばかりである。今回のメイン講師は、『日本で一番大切にしたい会社』シリーズの著者である坂本光司教授(法政大大学院)である。
 
   同教授には、毎期一単元をお願いしているが、いつも熱いメッセージを語って頂き、あっという間に3 時間が経ってしまう・・・。長年に亘り、自ら現地に足を運び、さまざまな経営者や従業員の生の声を取材されてきた、まさに三現主義に徹した中小企業研
究者である。語る言葉に説得力があり、つい聴き入ってしまう。
 
   塾生(=後継者)に問うように語り続ける。
 
   「経営の目的とは何か・・・・・?」「経営の目的は、その企業に関わるすべての人々を幸せにすることである」「そのためには、その人々が『自分たちは大切にされている』と実感する経営を行うことだ」と、 自らの信条を語ることから始める。「経営の目的に沿って、正しく考え、正しく経営すれば、成果はあとからついてくるのは当然である」と、言い切る。
 
   企業の長期的な業績は、経営者の人間性や生き方の反映である。そのような経営者の価値観とは何だろうか・・・?
 
   「最大のポイントは、利他の心をベースにして自律心を養うことだ」と・・・。坂本先生の経営哲学には、ブレがない。全く、同感である。
 
   “有意注意”という言葉がある。「意をもって、意を注ぐ・・・。つまり、目的をもって真剣に意識や神経を対象に集中させること」を意味する。恐らく、坂本先生はつねに“有意注意”をもって、自らの仕事や人生を積み上げてこられたのであろう。中小企業経営者にとって大切な言葉一つひとつに対する概念化が実に凄い。
 
   「人生は心一つの置き所」という言葉を残された中村天風先生は、“有意注意”について次のように述べている。
 
   “有意注意”(=粘り強い注意)とは、「精神統一」を実現するための手段である。そのためには、次のような方法において“有意注意”力を訓練し、習慣化する必要があるという。
 
   ① 何事に対しても、興味・関心をもって取り組むこと
   ② 諸事万事、真剣な気分で行うこと
 
   “有意注意”が習慣化され、完全に精神統一が実現した暁には、一切を一時に我が注意の圏内に取り込むことができるようになり、聖徳太子のような振る舞いができるようになるという。“有意注意”、雑念妄念に苦しむ小生にとって、光明である。
 

今週の考える言葉「魅力」

考える言葉

魅力

   ある経営コンサルタントが、「自己満足ではダメ!顧客にとっての“魅力”ある商品やサービスでなければ・・・。そのためには、あなたの会社の商品を買ってくれている顧客に直接聞くことが大事です」と述べていた。
 
   確かに、その通りだと思う。自分に好意を寄せてくれている異性に、「私の何が“魅力”なの?」と聞くと、意外な答えが返ってくることが多いのではなかろうか。
 
   “魅力”という言葉を辞書で引くと、「人の心をひきつけて夢中にさせる力」とある。人はもちろん、“魅力”の対象となるものはすべて、その人(対象)の中に人の心をひきつける何かを持っているのである。
 
   だが、自分自身の“魅力”を自分で正しく認識できている人は、意外と少ないのではないだろうか?なぜなら、“魅力”とは、その人(対象)に対して、相手が感じるものだからであろう。
 
   お店で買い物をしたりすると、アンケートの記入を頼まれることがある。「なぜ当店を利用されているのですか?その“魅力”をお聞かせください」などは、非常にいい試みだと思う。(その結果をフィードバックできれば、の話であるが・・・)
 
   IGグループも上半期の合宿を終えたところである。後半戦を戦い抜くためにも、自社あるいは自らの“魅力”(=強み)を再確認してもらうためにも、各自に次の内容でレポートを提出してもらうように指示を出した。
 
   (自分の“魅力”を知るための質問)
 
   ① 今までに最も高い評価を受けた仕事は何か?
   ② それはこれからも高い評価を受けられそうか?
   ③ なぜ、そう思うのか?
   ④ 評価をさらに高めるために、どのような要素を追加すべきか?
   ⑤ それを習得す方法は?実際に習得するには何が必要か?
 
   自らの仕事を通して、顧客満足をつくりだしている真の“魅力”とは何か?自分だけに止まらず、自分を支えてくれている組織やネットワークまでに広げて、顧客に喜んでもらえる“魅力”を自覚し、多くの人々に知って頂き、そして“魅せる化”する働きかけも大切なことだ。
 
   “魅力”を強みとして活かし、選択と集中を行えば、生産性の向上につながり、“魅力”をさらに強化する未来投資も可能になってくるであろう。二極分化が進む時代環境である。自己満足に陥らず、つねに顧客とのコミュニケーションを心がけて、魅力づくりに励みたいと考える。
 

今週の考える言葉「連携」

考える言葉

連携

   かつて、「自前主義を貫く!」いう考え方が流行った時期があったが、最近はあまり耳にしなくなった・・・。
 
   自社の資源と技術だけで何でもやろうとする考え方だ。自前主義には、その組織や人なりのこだわりがあって、いい面もたくさんあったのだろうと思われるが、環境への適応力(変化のスピード、競争の高度化や多様性など)を考えると、自前で何でも対応する時代は終わったのだろう。
 
   最近、よく言われるのは”連携”である。小生は、ネットワークと呼び、より幅広い関係性を模索している。
 
   “連携”とは、同じ目的を持つ者同士が協力し合って行動することである。外部の力も活用して、より効果的に、大きな成果を得ようとする考え方だ。資源のムダも省けるだろうし、大賛成だ。
 
   IG会計グループの行動指針の一つに、「個人の限界を組織の限界にしない。さらに、組織の限界を業界の限界にしない」というものがある。まさに、‟連携”して衆知を集めることの重要性を唱っているものだ。
 
   “連携”のいくつかの形態を考えてみよう。
 
   ① 一つは、同一地域における同業者や他業者との”連携”がある。互いの受注不足やバラツキ、人手不足を補い合うことができて、人材等の資源の効果的な活用ができるメリットが生じる。
 
   ② 次に、同一規模の同業者が、全国的な”連携”(ネットワーク)を構築し、統一イメージでネットワークのブランド化を図り、圧倒的な競争優位性をつくりだす考え方だ。一社では到底できない知名度を確立できる仕組みだと考える。
 
   ③ さらに、特殊技術など特別な強みを持った中小企業が、大企業と‟連携”するのも面白い。自社にないブランドや販売網などの強みを持っている大企業と”連携”すれば、全国的な展開が可能となり、事業規模の拡大や収益構造のレベルがあがる。
 
   いずれも、すでに効果が上がっている事例がたくさんあるので調べてみよう。
 
   “連携”の基本は、対等関係が保たれるかどうかであろう。そのためには、自らの強みをしっかりと認識し、常に磨き続ける努力が必要だ。それから、”連携”の成果は、関係性の良否で決まるといっても過言ではない。お互いがお互いの存在価値を認め合う考え方、価値観を共有できているかどうかである。
 
   つまり、企業の本質(目的や存在価値)を思考し、なぜ”連携”をするのかなどを確認合い、信頼の絆を構築することが肝要である。
 

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