古田会計事務所

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今週の考える言葉「コラボ」

考える言葉

コラボ

   いつの頃からだろう?“コラボ”という言葉をよく耳にするようになった・・・。
 
   “コラボ”とは、collaboration(名詞)、collaborate(動詞)であり、「共に働く」、「協力する」などの意味がある。この中にはよく知っている単語が隠れている。「労働」の”labor”である。そして、頭に「co=いっしょに」がついて、collaborate は「いっしょに働く」ということになる。
 
   実は、“コラボ”という考え方は、IG会計グループの経営理念(IG理念)のバックボーンとなる思想といっても過言ではない。(IG理念)
 
   一、業界において常に先駆的役割を担い、品質の高い知的サービスを通じて企業の繁栄に貢献する。
   一、我々相互の主体的価値を尊重し、互いに切磋琢磨する。
   一、全人類の自己実現のために衆知を集める。
 
   この理念のキーワードは、変革のリーダー的役割、プロ人材の育成とネットワーク化、自己実現のステージ創りであるが、「世のため、人のために貢献できる存在になるために、互いに切磋琢磨し、衆知を集めること」を旨としている。
 
   チェスター・バーナード(1886~1961 年)の組織論で定義されているように、「組織とは協働行為の体系」である。小生が、組織というものの在り方に強く関心を持ち始めたのは、この言葉との出逢いからである。
 
   NN構想の会で掲げている、「個人の限界を組織の限界にしない。さらに、組織の限界を業界に限界にしない」というスローガンも、「協働行為の体系」という関係性思考に基づいた活動である。
 
   もちろん、個人の努力は大前提であるが、個人には限界がある。その限界を超えたより大きな社会貢献をしたいと願うならば、はやり、夢や志、目的を共有できる仲間たちと“コラボ”をすることであろう。
 
   先日も、「日本の経済はどうなっていくのだろうか?」という質問を受けたが、人口問題など様々な課題を抱えている中で、舵取りが難しい環境にあることは否定できないだろう。だが、逆境はつねにイノベーションにとって機会である。
 
   成熟化した社会環境の中で、一つの特徴として出てきたのが「多様性」という現象である。この多様性という環境に適応する一つの手段として“コラボ”という考え方は最高の切り口として使えないだろうか・・・。お互いの違いを認識したうえで、対立ではなく共存を選択する。まさに“コラボ”思考は時代の申し子である。
 

今週の考える言葉「危機意識」

考える言葉

危機意識

   IG式目標管理をやっていると、自ら掲げた目標であるにも関わらず、その達成の度合いに相当の個人差が出てくる・・・。その差が、なぜ生じるのか?気になるところである。
 
   なぜ、達成度合いに差が生じるのか?
 
   目標の立て方や手段・方法の拙さなど原因があると思うが、要は目標達成に対する考え方や習慣を身につけているかどうかであろう。その考え方や習慣において、最も重要なことの一つとして“危機意識”を挙げることができよう。
 
   なぜなら、目標とは次のように定義することができる。
 
   「あるべき姿(理想)-現状」との差(=リスク、問題)を埋めること。つまり、その差を埋めるために何をなすべきかを考えて、具体化したものを目標という。このように目標を定義すると、目標が未達成であるということは、「リスク、問題」を放置したままの状態にあることを意味し、極めて危機的な状況にあるといえよう。その危機をしっかりと認識し、それと向き合う、健全な“危機意識”が大切である。
 
   先だっての、目標達成率が極めて低い者との対話である。
 
   「なぜ、こんなに達成率が低いのか?」、暫し考えて「決めたことを実行しなかったから・・・」 「なぜ、実行しなかったのか?」 「他にやる仕事ができて、優先順位を怠ってしまった・・・」 「じゃ、優先順位を怠らなかったら、上手くいったのか?」 「・・・・・」沈黙が続く。
 
   目標に対する健全な危機意識の欠如が、「仮説~実践~検証」という経営プロセスの各段階における詰めを曖昧にしてしまっている。つまり、目標管理に対する考え方や習慣を身につける努力を怠り、無価値な仕事ぶり、生き方になってしまっている。
 
   かつて、ドラッガーは『哲学という言葉を安易に使いたくないが、自己管理による目標管理こそ経営の哲学たるべきものである』という名言を残したが、肝に銘じている言葉の一つである。
 
   目標とは、他人から課せられたノルマではない。自分の人生を豊かで、楽しくするために立てるものである。つまり、自分の生き方を考えることでもあるのだ。そのように考えると、目標達成に対する考え方や習慣を身につけることがいかに大事であるかが分かると思う。
 
   若い頃の教訓、「有頂天になっていると、思わぬ罠に嵌まるぞ・・・」 「傲慢や慢心ほど、危険なことはない。自重を怠るな!」と。
 
   ハザードラインを予め定め、日頃から健全な“危機意識”を培っていきたいと思う。
 

今週の考える言葉「二項共存」

考える言葉

二項共存

   私たち現代人は、どちらかというと”二項対立”の考え方をする傾向がある。つまり、「AかBか」と分けて、互いに相容れないものとして分離してしまう。
 
   それは、近代から現在に至る科学のめざましい発展をもたらしたパラダイム(=思考の枠組み)が要素還元主義(reductionism)という機械論的世界観(分離の思考)であり、時代の価値観に大きな影響を及ぼしてきたからだという。
 
   「真・善・美」という概念は、「偽・悪・醜」というものと対立的なものとして捉え、「真・善・美」の追求こそ、人間としての正しい生き方だと考える。つまり、「善」でなければ「悪」であると・・・。
 
   それに対し、”二項共存”とは有機体的システム思考(統合の思考)で、対立する概念を統合する考え方である。
 
   「善から生まれる善は偽善。悪から生まれる善こそが真善である」(経営人間学講座)
 
   という言葉がある。自分は善人であると同時に悪人でもあることを知っておくことが大切である・・・。それでこそ、善悪の統合が可能となる。
 
   21世紀は、パラダイムシフトの時代だという。つまり、時代の価値観(=思考の枠組み)が崩れ、シフト(転じる)する。これまで当然だと思われていたことが、根本から劇的に変わる時代である。
 
   そんな中、多様性(ダイバーシティ)の時代という言葉が盛んに使われている。それぞれの「違い」を尊重し、認め合い、受け入れることによって、新たな価値が生じてくる時代であるといえよう。
 
   2000年から活動をはじめた「NN構想の会」は、会計業界に存在している様々な研究団体(ネットワーク)が持つそれぞれの価値を尊重し合いながら、さらに大きなネットワーク活動をしていける関係性のステージ(環境)を創ろうという発想から生まれたものである。これもそれぞれの「違い」を認め、対立するのではなく、共存の在り方を思考することによってできる、高次元の関係性(ネットワーク)である。
 
   先週行われた「新ビジネスモデル研究会(NBM第18期②)」も、同業者が全国から集い、お互いのノウハウをオープンにして、より高いレベルのサービスを提供できる会計人になろうという志によって支えられ、18年も活動を続けている・・・。
 
   多様性という時代の環境を生かし、成長し続ける人や組織には、”二項共存”という考え方がしっかりと身についている。
 
   「違い」をしっかりと認識したうえで、その違いを生かし合い、統合する”二項共存”という考え方、価値観を養いたいと思う。
 

今週の考える言葉「ゴム紐」

考える言葉

ゴム紐

   書棚の整理は、楽しい。以前に感銘し、影響を受けた書物に再会できるからだ。
 
   今回は、『「般若心経」生き方のヒント』(ひろさちや著)という本に目が止まり、ぱらぱらとめくっていると、次の言葉に心が惹かれて、再読が始まった。
 
   「人間の物差しは”ゴム紐”だ」・・・・・。
 
   「物差し」とは、価値観(=思考の枠組み)と置き換えてもいいだろう。「人間はそれぞれ自分独自の、自分勝手な、そのときの気分に左右される物差しでもって、物事をみている」のだという。
 
   つまり、勝手に伸び縮みする”ゴム紐”のような物差しでものを測っているのが、私たち人間であると・・・。「同じ物が、人が違うと違って見える。同じ人でも、気分が違うと違って見える」 そんなあやふやな物差しを信じて生きているのが、私たち人間であると・・・。
 
   じゃ、「ゴム紐の物差し」を「プラスチックの物差し」に変えればいいという話なのかというと、著者はそう簡単な話ではないという。人間は、「ゴム紐の物差し」しか持てないのだという。なぜか?際限のない欲望(=渇愛)こそが人間の本質であるから・・・。
 
   では、どうしたらいいのだろうか?
 
   先ず大事なのは、① 自分が身につけている物差し(=価値観)は、後生大事にしているが「ゴム紐の物差し」であって、あやふやなものであるということを自覚することである。そして、その次に大事なのは、② その物差しをどのように使えば、幸福になれるのだろうか、を考えることだ。
 
   物差しを価値観と置き換えてみると、その糸口がみえてきそうな気がする。
 
   まず、私たちが身につけている価値観が”ゴム紐”のように伸び縮みするのであれば、その価値基準(判断軸)は不安定で当てにならないということになる。それを解決するためには、独善的(独りよがり、身勝手、自己中心的)にならないこと・・・。社会的絶対性(真・善・美)をつねに意識し、自己反省を日々するように心掛ける。
 
   さらに、価値観には位相差(レベルの違い)があるという。経営人間学では、レベルの低い価値観のことを分離思考の価値観(自他分離)といい、レベルの高い価値観を統合思考の価値観(自他非分離)として教えている。
 
   価値観の位相(レベル)を高めることによって、私たちは独りよがりな判断や他との優劣で物事を見るような不安定さから解放されるという。
 
   「世のため人のために尽くすことが自らの幸福である」と考えることができるようになれば、”ゴム紐”の物差しも安定的な使い方ができるようになるのでないだろうか。
 

12月の税務カレンダー

税務カレンダー


 
尚、年末年始休暇は12月29日(土)~1月4日(金)です。
12月28日(金)は大掃除のため、通常営業は行っておりません。
予めご了承ください。

今週の考える言葉「未来の記憶」

考える言葉

未来の記憶

   先週の”考える言葉”シリーズ(18-40)で紹介した『企業生命力(TheLivingCompany)』(アリー・デ・グース著)の本の中で、紹介してあった“未来の記憶”(Memory of the Future)について考えてみたい。
 
   この考え方は、小生が推奨する「未来会計を経営に活かすことの重要性」を端的に表現しており、参考になる。
 
   “未来の記憶”という思考を提唱したデービット・イングバール(ルンド大学教授)によると、「人間の脳には絶えず未来を予知する能力があるという。毎日の生活で、我々は本能的に時々刻々、未来への行動計画・指針を想像している」という。
 
   例えば、「もし、あることが起これば、自分はこうしよう」という具合に、起こりうる活動を時系列に順序立てて整理する。これは、予測でも予言でもなく、仮定の下で予想される出来事である。つまり、未来に予想される出来事を行動の選択に結びつけることを意味している。
 
   脳はこのように時系列的な思考をし、記憶するという。つまり、未来に記憶を持ち、想像の中で絶えず作り替え最適化を図りつつ、未来と現在のあいだの時間の経路を行き来するのだ。イングバールは、こうした思考を“未来の記憶”という言葉を使って表現している。
 
   これはまさに、あるべき姿を描き、現状との差を認識する。その差を埋めるために目標設定して、「仮説~実践~検証」という経営サイクルの仕組みをつくり、運用するという未来会計の基本概念である。
 
   “未来の記憶”とは、脳内活動であり、人間の言語能力と認識力に関係があるという。
 
   そして、次のような効用があるという。
 
   「“未来の記憶”は脳内にインプットされる沢山のイメージや感覚を識別して、それらを関連付ける働きを持つらしい。我々は、予想される未来に関する記憶と合致するものを意味あるものとして認識する・・・・」
 
   つまり、“未来の記憶”に伴う行動を引き起こさせる。さらに、”“未来の記憶”がフィルターの役割をして、多くの人たちにとって避けられない情報過剰を緩和する役割を果たしてくれるのだという。
 
   自らが想像する“未来の記憶”が、自らの行動の選択に大きな影響を与えているとするならば、「仮説~実践~検証」の経営サイクルを習慣づける未来会計サービスの実践は、企業経営にとって極めて重要な意味をもっていると言えよう。
 
   経営計画の策定は、まさに“未来の記憶”を活用するためにあるといえよう。
 

今週の考える言葉「長寿起業」

考える言葉

長寿企業

   最近、よく耳にするのが、「100 年企業を目指す」という言葉だ。
 
   一説によると、第一次世界大戦(1914~1918)を契機に起業した企業が100 年の節目を迎えるというのと、100 年企業は世代交代期に入った二代目、三代目経営者の憧れだともいう。
 
   だが、現実は厳しい・・・。かつて、「企業の平均寿命30 年説」と言われていたが、最近の調査では17 年だという。また、多くの場合100 周年を迎えられる企業は3%に満たないという。
 
   なぜ、若死にする企業が多いのか・・・?これに関して、以前に読んだ『企業生命力(The Living Company)』(アリー・デ・グース著)という本に、次のようなことが書かれていたのを思い出す。
 
   「企業の死亡原因は、経営者が商品やサービスの生産活動という経済面に目を向けすぎ、企業の本質が人間集団であることを忘れているのではないか。・・・」
 
   そして、“長寿企業”の条件として、次の4つを掲げている。
 
   ① 環境に適応する。(学習能力と適応能力)
   ② アイデンティティがある。(強い結束力、強力な独自性)
   ③ 分散型の意思決定ができる。(寛大さ、自由度、建設的な関係性)
   ④ 余裕とあそび心がある。(保守的な資金調達、柔軟性、独立性)
 
   この著者の核心は、企業を生き物として捉え、考えてみたらどうなるのだろう、という視点である。
 
   これは、組織論でいうと、機械的な組織ではなく、有機的な組織としての企業をベースに据えて、“長寿企業”の条件をまとめ上げたのもだといえよう。有機体的思考の特徴は、目的思考であり、関係性思考であり、そして全体的思考である。一言でいうと、システム思考である。(分離思考ではなく、統合思考)
 
   企業そのものが生き物であるとするならば、他(環境)との関係性を無視しては生きていけないのは当然だ・・・。組織を構成するメンバー、環境あるいはその変化に対して、主体的に関わっていって初めてその存在価値が生まれるのだと思う。
 
   「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることができるのは、変化できる者である」(ダーウィン)を引用するまでもなく、変化に適応できるように自己革新し続ける必要である。
 
   “長寿企業”とは、絶えざる変化に対するマネジメントの達人をトップに据える企業に他ならないといえよう。(もう一つ加えるとするならば、運を引き寄せるトップ・・・)
 

今週の考える言葉「水」

考える言葉


   「上善如水(上善は、水の如し)」は、老子の教えである。老子は、“水”に最上の生き方を感じとったようである。
 
   「水善く万物を利して争わず。衆人の悪む所に処る。故に道に近し」(老子)。“水”はあらゆるものに分け隔てなく恵みをもたらし、他と争って傷つけたりしない。また、“水”は高いところから低いところへ流れ、低いところに留まろうとする謙虚さがある・・・。
 
   老子には「無為自然」という有名な言葉もあるが、“水”のようにしなやかで、謙虚さがあれば、他と争わなくても生きていける、そんな生き方を理想としたのであろう。
 
   豊臣秀吉の軍師としても有名な、黒田官兵衛(如水)も“水”に生き方を学んだ一人である。「水五訓」として、次のような教えを残している。
 
   一、自ら活動して他を動かしむるは水なり
   一、障害にあい激しくその勢力を百倍にし得るは水なり
   一、常に己の進路を求めて止まざるは水なり
   一、自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり
   一、洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり雪と変じ霰(あられ)と化し凝(ぎょう)しては玲瓏(れいろう)たる鏡となりたえるも其(その)性を失はざるは水なり。
 
   ① 率先垂範、② 精神力の強さ、③ 向上心の大きさ、④ 器・度量の大きさ、⑤臨機応変な柔軟性・・・。いずれを取っても、経営者にとって欠くことができない大切な資質である。
 
   もうだいぶ前の話だが、ある人から、「水五訓(ごくん)」は「水五訓(ゴックン)」と覚えたらよいと、教えてもらったことがある。そうすると、水を飲むたびに思い出すことができるので、その考えが習慣化できるというのだ。(さすが、機智に富んだ人は、発想がユニークだ)。
 
   考えてみると、“水”だけではない。私たちは自然の中から様々なことを学び、恩恵を受けている。創作活動をしている人たちは、芸術にしても、何らかのツールなどにしても、自然からインスプレーションを得て、デザイン化し、形にしている。
 
   都会と田舎の二極化が進む中、田舎の優位性はなんといっても自然環境の豊かさであろう。老後の人生を田舎で過ごし、自然と共生できるようなライフ・スタイルを身につけることができたら、どんなに創造的な余生を迎えることができるだろうか・・・。
 
   ずっと温め続けている『農業城下町構想』は、まさに、晴耕雨読の人生、自然との共生から学ぶ、豊かな生き方ではないだろうか。
 

今週の考える言葉「IG合宿」

考える言葉

IG合宿

   先週(31 日~2 日)、恒例の“IG合宿”を行った。
 
   宿泊施設は、昨年と同じ、国立諫早青少年自然の家。多良山系の五家原岳(1057.3m)中腹に位置しているために、少し肌寒い感じであるが、気持ちが引き締まって、ちょうど良い・・・。
 
   合宿の目的は、本来、次年度・行動計画書(2019 年度)の作成にある。つまり、各部門や個人ごとに、次年度一年間でなすべき成果を目標化し、具体的な実行プランのたたき台をつくってもらうのが主たる目的である。
 
   作成の手順は次の通り。
 
   (1) 次年度IG基本方針の確認(小生が説明する)
   (2) (1)に基づいての各部門・分社の行動指針の確認(各部門長が説明)
   (3) 下記目標に対して、部門ごとに討議し、計画を立てる。
 
   ① 売上計画、② MAS監査推進計画、③ 組織計画、④ 業務改善計画、⑤研修計画、⑥ 個別企画書の作成、⑦ 個人目標(能力、業務改善、考え方・習慣)。
 
   以上が、毎年のパターンである。
 
   但し今回は、次年度がIG会計グループの35 周年であること、また中期ビジョンである「Next Innovation:次なる革新」の最終年度(2015~2019 年)であるなどの事情で、少し趣向を凝らして、パネルディスカッションなどをやりながら、合宿の3 日間を過ごしてみた。
 
   最近、思うことがある。創業して34 年間の歴史を刻んで、来年一つの節目として35周年を迎える。傍からみて、IGらしさを感じてもらえているようだ。ただ、思うに、創業者である小生の生き様がIG理念として確立され、浸透し、IGの組織風土を創ってきたという一面が強いような気がする。つまり、IG=創業者である岩永というイメージ・・・。
 
   では、IG組織を構成する40 数名の個性や主体性は、どんな存在として生きているのであろうか?IG=40 数名だといえるのか?
 
   組織そのものは、目的ではなく、手段である。事業や仕事を通して、世のために貢献するための手段であり、またその組織を構成するメンバーの個性や主体性を発揮するための手段であると考える。
 
   「組織は戦略に従う」という言葉があるように、組織の存続・発展性は、組織を構成するメンバーの個性的価値、彼らがそれを以ていかに組織に参加し、その影響を受け、さらに影響を与えるかという働き(=主体性)にかかっているような気がする。
 
   次年度の課題は、そのあたりにありそうな気がする。
 

11月の税務カレンダー

税務カレンダー


 
尚、11月16日(金)・17日(土)は合宿となっておりますので臨時休業とさせて頂きます。

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