今週の考える言葉「権限委譲」
考える言葉
権限委譲
優れたリーダーとは、優れたリーダーシップを発揮できる人だという。そこで、考えてみたい。優れたリーダーシップを発揮するために必要な要素とは何だろうか。
「58の物語で学ぶリーダーの教科書」(川村真二 著)に中に、「リーダーシップ発揮の13ステップ」という章があり、リーダーシップは、PDCAサイクルを核として発揮されるが、具体的な手順として、次の「13ステップ」を掲げてある。
① 現状を把握する
② 目標を設定し、部下と共有する
③ 部下の目標と役割を明確にする
④ プランを立案する
⑤ “権限委譲”をする
⑥ 教育を実施し、かつ、自己啓発をする
⑦ 部下へ実行の働きかけをする
⑧ 進捗状況を把握する
⑨ 成功と失敗(問題)を分けて把握する
⑩ 問題は原因を分析し、対策を立案し、実行する
⑪ 成功は要因を分析し、標準化し、実行する
⑫ 成果を把握し評価する
⑬ 成功感を共有する
いずれのステップも重要であるが、中でも、「“権限委譲”する」ことは重要かつ難しい課題だと思う。
“権限委譲”とは、部下の自律的行動を促し成長を後押しするマネジメント指標である。そのメリットとしては、次のようなことが考えられる。
① 社員の意欲・能力の向上
② 意思決定の迅速化
③ 管理者がマネジメントに専念できる等。
ただ、委譲対象者の経験・能力不足で、業務に支障が生じるケースがよく見られるので、丸投げするのではなく、適切なサポートを行う必要があるだろう。
そのためには、委譲する権限の範囲を明確にしておくと同時に、責任の所在を明確にしておく必要があるだろう。
それから、信じて任せても、「報・連・相」はしっかりとさせることも大事だと思う。
“権限委譲”の目的は、自らの仕事や責任を楽にするためではなくて、リーダーシップを発揮できる人材を育成するためにあることを肝に銘じておこう。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」





