古田会計事務所

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今週の考える言葉「新春セミナー」

考える言葉

新春セミナー

   今週の2月5日(水)は、IG会計グループ主催の“新春セミナー”(ホテルニュー長崎)が開催される日である。
 
   もう15~16年前からだろうか、『IG経営者塾』(会員制)という勉強会をもっとオープンにしたいと考えて、スタートしたのが“新春セミナー”だったと思う。(一度、きちんと調べておきたい)
 
   “新春セミナー”は① 講演会(13:30~16:30)と、② 懇親会(17:00~18:45)で構成されている。「講演会」は、第一部で小生の基調講演(所信表明)、そして第二部で著名なゲストを招いて特別講演をして頂くようになっている。
 
   さて、第一部の小生の講演テーマは「再現性こそ真の実力」である。このテーマは、IG会計グループの「2020年度・基本方針」の内容と合致する。いわば、「今年一年、IGグループは仕事に対してこのような考え・信念をもって精進をします」という決意表明のようなものになっている。
 
   今日的な経営環境(変化や多様性)の中で、「再現性」(=意思決定の必然性)は組織の持続可能な成長にとって、極めて重要なキーワードであると思う。「再現性」を高めるためには、何をなすべきかを参加者の皆さんと一緒に考える機会としたいと思っている。
 
   そして、第二部のテーマは「日本を支えた偉人たちの帝王学」である。
 
   講師は、『日本の神様開運BOOK~あなたの守護神を教えます』(祥伝社)の著者である小坂達也氏(1968年、長崎県生まれ)。
 
   氏は、『古事記』に由来する日本の神様を研究し、WEBサイトで「神道の心を伝える」をはじめる。そして今や、年間約300以上の講演を中心に、日本の神様の素晴らしさ、大切さを伝えており、有名人である。
 
   その著書は、生年月日に基づいた統計学と、日本古来の「八百万の神」を組み合わせ、自らの守護神を簡単に見つけられるようになっている。氏によると、「守護神を知れば、自分を知り、大切な周囲の人の特徴を知ることができる」という。それによって、お互いの理解を深め合い、良好な人間関係(縁)が生まれ、会社の業績も良くなるのだという。
 
   氏とは、30数年のお付き合いである。氏自身も創業経営者であり、今も数社の社長も兼ねている。それら会社の顧問をさせて頂いている関係でもある。昨年末、久しぶりに会ったら、「日本の神様」の研究をし、権威になっていると知った次第である。
 
   そこで直ぐに、今回の講師をお願いし、実現の運びになった次第である。
 

今週の考える言葉「全国経営者大会」

考える言葉

全国経営者大会

   新春恒例の第131回”全国経営者大会”(1月22~24日:帝国ホテル)へ今年も幹部有志と参加・・・。大会のテーマは、『2020年どうなる?混迷の世界と日本~令和の時代を切り拓く国家と企業の新成長戦略』であった。
 
   今年のトップバッターは、橋下徹氏。「大構想のもと、実行プランを具体化する」、氏は大阪のベイエリア・夢洲(ゆめしま)に統合型リゾート施設(IR)をベースにした未来都市構想を実現したいと熱く語った。「人生は決断と実行!俺の人生、本当に良かった!」といえるような生き方をしたいと・・・。
 
   櫻井よしこ氏、池上彰氏、高橋洋一氏ら常連講師の話も良かったが、少し聞き慣れた感じ・・・。
 
   地元長崎の著名人、髙田明氏(A and Live代表取締役)。ジャパネットたかた、Vファーレン・長崎を事業承継したばかり・・・。「A and Live」とは「明は生きる」という意味だそうで、気持ちを切り替えて、ミッション(使命)とパッション(熱意)とアクション(行動)で、「今を生きる!」ことの大切さを面白ろく語ってくれた。(今後は講演活動を中心に動くのかな・・・)
 
   ユニークだったのは、濱岡喜範氏(感謝グループ最高責任者)。中国地方5県で15業種(酒、米、食料品、化粧品、旅行会社、ホテル業、クリニックなど・・・)の事業を展開。また、曹洞宗に帰依し、法名も持つという・・・。 
 
   氏の人生を変えたのは、瀬戸内海の鞆の浦(とものうら)に浮かぶパワースポット仙酔島との出逢いだという。天の声が聞こえてきて、自分の使命を知ったという。廃墟と化した仙酔島の再生に注力し、現在では島内の宿泊施設・キャンプ場などは、すべて感謝グループが運営しているという。
 
   人生には、目の前に大きな門が開いたように感じる時があるという。その門の前に人がたたずむ様子は、「閃(ひらめき)」という字にそっくり・・・。自らの門に出逢い、その門の中に入ったときに「閃」が生まれる。つまり、人生において自分が生まれてきた意味と役割を確信できるのだという。
 
   それから、氏が雑談的に「バカとは、① やっちゃいけないことをする人、② 優先順位を間違える人」といった一言も、的を射て納得。それから、ロングセラーの『メモの魔力』の著者である前田裕二氏(SHOWROOM代表取締役、33歳)の対談的講演(世界に新しい価値創出を志向して起業したという)も面白かったと思う。
 
   用が重なり、フルタイム聴けなかったが、刺激的な三日間であった。
 

今週の考える言葉「ゲゼルシャフト」

考える言葉

ゲゼルシャフト

   先週末(17~18日)福岡で、IG後継者育成塾(第6期⑨)を終えたところである。
 
   今回のテーマは「企業としての組織論」だった。社会における組織について、「ゲマインシャフト(共同体組織)」と「ゲゼルシャフト(機能体組織)」という二つの概念で語られることがある。その点、企業の本質はまさに”ゲゼルシャフト”である。つまり、組織自体の目的があり、その構成メンバーはその目的のために働くことになる。言葉を変えていうと、「協働行為の体系」である。
 
   そこで、組織の成立条件として次の3つが挙げられる。
 
1.全員で目的の共有ができているか
2.メンバーの貢献意欲は旺盛か
3.良好なコミュニケーションはあるか
 
   そして、それらの条件を成立させるために誰にも負けない熱意と信念を持って、リーダーシップを発揮している存在をリーダーという。
 
   ピーター・F・ドラッカーは、リーダーシップについて「仕事・責任・信頼」という言葉を使って、次のように定義づけしている。
 
1.生まれ持った資質ではなく「仕事」である
2.地位や特権ではなく「責任」である
3.他人から「信頼」されているかどうかである
 
   以上、”ゲゼルシャフト”としての企業組織としての特性、リーダーの役割とリーダーシップなどについて一通り学習したうえで、それらを培う組織風土のベース(思想・価値観)に何が大切か、を考える。一言でいうと、「真摯さ(=integrity)」である。
 
   ドラッカーは「”真摯さ”を絶対視して、初めてまともな組織といえる。・・・(マネジャーが)いかに知識があり、聡明であって上手にこなしても”真摯さ”に欠けていては、組織は崩壊する」と明言している。
 
   ジャック・ウェルチ(元GEのCEOで、「伝説の経営者」)と、最近何かと話題となっているカルロス・ゴーンさんの違いは、まさに「真摯さ」ではないだろうか・・・。
 
   企業は、”ゲゼルシャフト”である。目的集団である企業を率いるリーダーは、その組織の目的を熱く語り、未来を指し示すための言葉が必要となる。と同時に、その社会的存在性をつねに意識しておくことも大切である。そのとき、大切な価値観として問われるのが、ドラッカーのいう「真摯さ」であろう。
 
   「組織論」を通して、様々なことを学んだ二日間であったと思う。
 

今週の考える言葉「努力」

考える言葉

努力

   本年度も例年にならい、「i+Land nagasaki(伊王島)」に宿泊して(1月11~12日)、IG会計グループの「2020年度・行動計画発表会&新年会」を実施した。
 
   前回もご紹介したが、今年のIG基本方針は『再現性こそ真の実力~未来会計で勝利の方程式を確立しよう』である。
 
   例年のごとく、各分社・部門の行動計画の発表が一通り終えると、各人が今年の課題として「選んだ言葉」を披露してもらう。その内容について、一部紹介したい。
 
   「与慶」「傾聴」「夢実現力」「コミュニケーション力」「プロフェッショナル・マインド」「自己プロデュース力」「向き合う」「共立」「勇往邁進」「不屈不撓」「思考=行動」「自他非分離」「再現性」「勇」「平坦の気」「独り立ち」「日々精進」「基礎固め」「先取精神」「熱意」「鍛錬」「不惜身命」「率先垂範」「先見の明」「共感」「馬車馬」「非人間化」「与えて、与える」「明目張胆」「チャンス(機会)」「成」「新陳代謝」「邁進」「伸」「関係性」「One Team」等など。
 
   「選んだ言葉」の一つひとつに、各人の確かな思いがある。それが伝わってくるから、聞いているほうも楽しくなる。このように人前で発表をする効用とは、もちろん、自分の
 
   決意を表明すると同時に、聞いている人たちに勇気を与える機会でもあると考える。
 
   つまり、切磋琢磨できる場をつくることになる。そこで大切になるのは、その後における各自の”努力”の次第であろう。「精進する」という言葉があるが、日本人はどちらかという”努力”を惜しまないタイプが多いと思う。
 
   そこで大切なことが一つある。それは、「”努力”は必ず報われる!」という信念である。「”努力”したが、結果がでなかった」などという言い訳はタブーだと教えてもらったことがある。
 
   「”努力”の方向性が悪かったのか、”努力”が足りなかっただけだ」と。つまり、成果に結びつかない”努力”は、真の”努力”ではないということだ。
 
   では、成果に結びつく「いい”努力”」とは何か・・・?
 
   目的が明確になっているか(方向性)
 
   生産性の向上と充実感が伴っているか(達成感)
 
   成長が伴うもの(勝利の方程式の確立)
 
   今年、IGグループが選んだ言葉「再現性」とは、「一定の”努力”を行えば、必ず成果につながる」という確信である。「”努力”に勝る天才なし」という諺がある。「再現性」を高めるためには、成果につながるような、いい”努力”を習い性にしたいと思う。
 

今週の考える言葉「チャレンジ」

考える言葉

チャレンジ

 
   昨年は、IG会計グループ・創業(1984年)して35周年という節目の年であった。
 
   「光陰矢の如し」という諺があるが、振り返ってみると様々な思いが走馬灯のごとく脳裏を駆け巡る・・・。まさに、「後悔先に立たず」である。
 
   お正月休みの一週間を「サンセット・ヴィラ長崎(野母崎GC)」でゆっくり過ごしたお陰で、ゴルフと読書の日々・・・。じっくりと考える時間もたくさん持てて、心身ともにリフレッシュ!新しい年をヤル気満々でスタートきれそうな気分である。
 
   さて、ゆっくりと過去を振り返るなかで、一つ気づいたことがある。それは、何かに”チャレンジ”したときにいつもチャンスが生まれているという事実である。そして、”チャレンジ”を躊躇ったときに、後悔の念に駆られていたということである。
 
   つまり、「やって失敗したこと」よりも、「やらずにチャンスを逃したこと」のほうが、悔しい思いが残るということである。この事について、改めて気づかせてもらったことは良かったと思う。
 
   今年のIG会計グループは、新五ヵ年計画(2020~2014年)のスタートの年でもある。その中期ヴィジョンは『Break through 10』である。新たな節目を求めて、10の障壁(=チャレンジ目標)を探し出し、突破していこうという意味合いである。どんな新しいチャンスに巡り合うのか、楽しみである。
 
   そして今年のIG基本方針は、『再現性こそ真の実力!未来会計で勝利の方程式を確立しよう』である。
 
   様々な変革への”チャレンジ”をしていくなかで、再現性の高い勝利の方程式を見出し、確立していけるのか・・・。これもまた、楽しみな”チャレンジ”である。
 
   さらに、IG基本方針をベースにして、各分社・部門それぞれの一年間の中心課題である行動指針が出来上がり、具体的な行動目標として掲げられる。そして、それを受けて、個々人の具体的な個人目標へ落とし込まれていく仕組みだ。
 
   すでに、小生の手元には各分社・部門ごとの『行動計画書(2020年度)』が提出されてあり、一通り目を通し終えたところである。
 
   IG行動計画発表会(1月11日)が予定されているが、なかなかチャレンジ性の高い内容となっているので、みんなの発表を聞くのが楽しみである。
 
   過去の延長線上に未来が描けない時代である。自ら”チャレンジ”することでしか、未来を創造できない時代だと言えよう。あえてリスクを覚悟し、”チャレンジ”する。そして、ピンチを乗り越えることによって自信が生まれる。そんな組織や人が時代を切り開いていくのであろう。
 

新年のご挨拶

その他お知らせ

 
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのことと存じます。
旧年中は格別なご高配を賜り、誠に有難うございました。
 
令和2年も、当事務所の経営理念である『中小企業の存続と発展をサポートし、社会に貢献する』を基本に、現在の経済情勢における会計事務所の役割は、中小企業の倒産を防ぎ、事業承継を考え、発展成長をサポートすることにあると考え、日々の精進に努めてまいります。
 
本年も、より一層のご支援を賜りますよう、従業員一同心よりお願い申し上げます。
 

令和2年元旦
従業員一同

年末のご挨拶

その他お知らせ

本年は格別の御厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 
来年も弊社一同、よりご満足頂けるサービスをご提供できますよう邁進する所存でございますので、何とぞ変わらぬご愛顧を賜わりますようお願い申し上げます。
 
なお、弊社は12月28日で仕事納めとなり、
新年は1月6日から通常営業を開始させて頂きます。
 
また、「営業利益改善の日」「経営無料相談日」「決算検討会」の日程は、決まり次第各ページにて発表させて頂きます。
 
 
皆様のご健勝と貴社の益々のご発展を心よりお祈り致しております。
どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。
新年も宜しくお願い申し上げます。

今週の考える言葉「浩然の気」

考える言葉

浩然の気

   読書をしていると、いつも心惹かれる言葉に出逢う。毎年そうであるが、年の瀬が迫ってくると、今年一年を検証する日々が続く。一年間を総括しているつもりでも、過ぎ去った栄光は過去のものとなってしまい、気がつくと今抱えている問題にばかり意識がいってしまうことが多い。つねに問題と向き合っている経営者の性だろうか・・・。
 
   そんなとき、書棚にある本を手に取り、気分転換をはかる。何気に手にした書物、『心が雄大になる中国の名言』(リベラル社)の中で、次のような一文と出逢った。
 
   「吾が”浩然の気”を養う」(孟子『孟子』)。
 
   “浩然の気”とは、「天地にみなぎるような大きく広い気のこと。何事にも動じず、寛容であり、ゆったりとした心持ち」をいう。「広く豊かで、のびのびとした心持ち」、どうしたらそんな心持ちになれるのだろうか?「それはまっすぐな気持ちで、正直に生きること。そうすれば、やましい気持ちや後ろめたさがなくなり、穏やかでのびのびとした心境でいられる」という。 ”浩然の気”を持つためには、まっすぐな気持ちで、正直、素直であること。「成程と合点がいく示唆」である。
 
   一年間を顧みる手順はこうだ・・・。
 
 ① まず、一年間で、具体的にどんな事実があったのかを確認する
 ② その中で、最大の成果・問題は何であったか。
 ③ それらの事実が生じた因果関係は明白になっているか。
 ④ その中で、最大の原因は何であったか。
 ⑤ 検証の結果は、きちんとフードバックできているのだろうか。
 
   これら検証の手順は、「IG式目標管理システム」の中で常套的な手段として行っているものである。
 
   今回、”浩然の気”という言葉に心が惹かれたのは、最良の検証手順は分かっていても心構えができていなければ、枝葉末節的なことに気が奪われ、思ったほどの成果が生まれないということに気づかせてもらったからだ。
 
   この本は、5年ほど前に購入し、読んでいたものである。その当時、いろんな個所に線を引き、メモをしていたのであるが、”浩然の気”の個所はスルーな状態であった。
 
   “浩然の気”、過去を検証し、未来へつなぐ絶好のタイミングでの出逢いである。
 

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