古田会計事務所

〒640-8392 和歌山市中之島303-14 OK.OFFICE

お気軽にお電話ください

TEL.073-474-2212

今週の考える言葉「運命共同体」

考える言葉

運命共同体

   何かをなそうとするとき、その目的に共感し、集まった仲間たちのことを“運命共同体”と呼んだりする。つまり、運命をともにすることを相互に了解し合った複数の個人または団体をいう。
 
   “運命共同体”、ある本を読んでいたときに、ふと浮かんだ言葉である・・・。小生は、明確な目的意識を持って集まっている組織や団体はすべて“運命共同体”であると思っているが、自覚している人がどれほどいるだろうか?
 
   “運命共同体”をネットで調べてみると、「一蓮托生、不即不離、道連れ、腐れ縁、共存共栄」などの言葉が出てきた。本来、運命をともにすることとは、そんな感じなんだろうと思う。
 
   もっともグローバルな視点で捉えると、地球という場を共有している人類はみな“運命共同体”の関係にあるといえよう。
 
   その共有の場である地球に、世界的人口の増加や科学の発達に伴い、私たちの自由で気ままな行動を受容する限界が見えてきているという。前回においても述べたように、「採る、使う、捨てる」という使い捨ての考え方の限界である。
 
   健全な“運命共同体”を持続可能にしていくには、ネットワーク(関係性)とシステム(全体と部分)という考え方をベースに、次の3つの視点を忘れてはならない。
 
①過去~現在~未来(後世のニーズ)という時間の流れ
②組織の重要性(相互依存関係にあること)
③環境と変化への適応(新しい発想)
 
1.IG会計グループの基本理念は、まさに“運命共同体”的思考をベースに掲げたものである。
2.業界において常に先駆的役割を担い、品質の高い知的サービスを通じて、企業の繁栄に貢献する
3.われわれ相互の主体的価値を尊重し、互いに切磋琢磨する
 
   全人類の自己実現のために衆知を集めるキーワードは、“運命共同体”の一員として、常に先駆的役割を担うという勇気と責任を持つこと。メンバー1人ひとりが主体性を発揮し、切磋琢磨する関係性を保ち続けること。そして、世の中の進化・向上のために貢献できる人材として成長し続ける気概を持ちたいと思う。
 
   “運命共同体”意識を培い、出逢いの場を共有できた喜びを実感できるようなネットワークの輪を広げていけたらと思う。
 

今週の考える言葉「競争優位」

考える言葉

競争優位

   最近読み直している本に、『持続可能な未来へ』(ピーター・センゲ)がある。2010年初版なので、もう十数年経つが、何度読み返しても新たな気づきを提供してくれる良書である。
 
   工業化に象徴される20世紀の経済成長は、環境汚染や社会問題(貧富の差など)などの副作用をもたらした。まさに21世紀は、その繁栄の代償を払わざるを得ない状況にあるという。
 
   本書の問題提起は、繁栄の代償にどう対処し、個人と組織は「持続可能な未来を築くために」何をなすべきかを問うているのだ。
 
   そのためにまず、私たちに求められているのは、経済(すなわち、利益)を最優先する従来の考え方、価値観を改めることである。つまり、「採る、使う、捨てる」という使い捨ての考え方からの脱却である。
 
   世の中の価値観の変化は、「持続可能な未来のため」には、地球環境こそが何よりも大きな存在であり、そのなかに人間社会がある。そして、経済や産業などは、さらにずっと小さな存在にすぎず、環境と社会、両方の一部をなしている。
 
   私たちは「経済は自然の100%子会社のようなものであって、決してその逆ではない」という事実に目覚めるべきだという。
 
   確かに、社会が安定して活力がみなぎっていないかぎり、経済の健全性はあり得ないし、ビジネスもうまくいくはずがない。
 
   世の中の変化を踏まえ、そこに機会を見ることができる企業が、いつの時代にもリーダーシップを発揮し、“競争優位”に立ち、イノベーションや成長を左右してきた事実がある。
 
   今や、繁栄の代償である環境問題や社会問題にきちんと向き合うことが、私たちにとって“競争優位”を左右するテーマになっているのではないだろうか。
 
   そして、環境や社会は、「使い捨て」ではなく「循環型経済」の確立を求めているのである。すでに、多くの優良企業は、この考え方を重視し、自社の企業イメージ、ブランド力を高めるような戦略を描き、チャレンジしているという。
 
   「循環型経済」に取り組む真摯な姿勢が、競争優位を左右するというのだが、その仕組みを構築するには次の4つのポイント押さえる必要がある。
 
① 循環視点を持つこと(廃棄を前提にしない)、② 回収網を構築すること、
③ 他者との連携・協業を進めること、④ 社内外へ発信を行うこと。
 
   「持続可能な未来へ」の取り組みが、“競争優位”に働くのであれば一石二鳥である。
 

今週の考える言葉「マーケティング」

考える言葉

マーケティング

   先週末(20~21日)は、IG後継者育成塾(第7期第7講)の開催日(福岡会場)であった。
 
   今回は『マーケティングと企業価値』というテーマで、講師は公認会計士の弓削一幸先生を招いて、“マーケティング”について学んで頂いた。
 
   ご存じのように、日本経済はバブル崩壊後(1990年代)、長期的な低迷期を迎え、「失われた10年」と称されたが、いまや「失われた20年」あるいは「失われた30年」の様相を呈している・・・。
 
   一方、戦後日本の工業発展は目覚ましいもので、「世界の工場」と言われたほどで、モノを造る力が日本の経済発展の源であった。その頃は、まさにプロダクトアウトの時代であって、会社の方針や作りたいもの、作れるものを基準に商品開発を行っていたのである。
 
   つまり、「つくれば、売れる」時代であった。恐らく、“マーケティング”などは、二の次であったのだろう。
 
   80年代の日本経済は、すでに低成長期であった。企業の本業への投資も停滞し、「金あまり現象」が発生し、その金が土地や株への投資に向けられ、「バブル経済」に発展したのは周知の事実である。そして、バブルの崩壊へと続く。
 
   そんな歴史を辿りながら、いつの頃からか、マーケットインという言葉をよく耳にするようになった。
 
   スティーブ・ジョブズの言葉に、次のような言葉ある。
 
   「美しい女性を口説こうと思ったら、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?そう思った時点で君の負けだ。ライバルが何をしようと関係ない。その女性が本当に何を望んでいるのかを、見極めることが重要だ」
 
   さすが、スティーブ・ジョブズだ。まさに、マーケットインの発想そのものである。
 
   マーケットインとは、顧客が現状抱いているニーズを製品開発に反映させる考え方である。市場調査などの“マーケティング”をしっかりやって、顧客のニーズを汲み取り、顧客が欲しがる製品を作るのである。
 
   ここで気をつけるべきは、マーケットインの発想が良くて、プロダクトアウトの発想が悪いというのではない。つまり、二者択一の話ではないということだ。いずれの視点も活かせるようにするのが“マーケティング”のでもある。
 
   弓削先生は、“マーケティング”の目的は、「人を動かすこと」であると明言して、そのためにどう考えて、行動すべきかをわかりやすく語ってくれたと思う。感謝!
 

今週の考える言葉「コアコンピタンス(強み)」

考える言葉

コアコンピタンス(強み)

   先週の“考える言葉”シリーズ(23‐01)「年度方針」の中で、自らをマネジメントするたに最も考慮すべきポイントの一つとして“強み”を掲げた。
 
   その“強み”を、英語でいうと“コアコンピタンス”(Core competence)となる。直訳すると、「核となる能力」「得意分野」を意味するが、競合他社を圧倒的に上回るレベルの能力のことをいう。
 
   その“コアコンピタンス”について考えてみたい。
 
   真の経営計画を策定する前提条件として、しっかりと確認し、明確にしておくべき点が2つある。一つは、ドメイン(事業領域)であり、もう一つはコアコンピタンス(自社の強み)である。
 
   P・F・ドラッカーは明言している。「“強み”のみが成果を生む。弱みをなくすことにエネルギーを注ぐのではなく、その“強み”を生かすことにエネルギーを費やさなければならない」と。
 
   これは疑う余地のない事実である。だとすれば、経営の成果を上げるためには、自らの“強み”を正しく認識しておく必要がある。だが、どれだけの人が、「あなたの会社の強みは何ですか?」という問いに対して、明確に答えることができるだろうか…。
 
   では、自らの“強み”を見極めるにはどうしたらいいのだろうか?
 
① 成果を出している仕事には、必ず“強み”が働いているということ
② 短所から長所を探る(「短所は長所の裏返し」)
③ 家族・友人の聞いてみる
④ 情熱を持って取り組んだ仕事はないか
⑤ 他の人よりも短時間で終わらせている仕事はないか(コスト削減、スピード向上、成功確率が高いなど)
 
   もっと他にも、いろいろあるような気がする。まず大切なことは、自らの“コアコンピタンス”を意識することが大切だと思う。
 
   人はそれぞれ自らの“コアコンピタンス”を持っているものだ。自分の強みはもちろんのこと、他人の強みにも関心を持って観察してみよう。組織で働いている我々は、お互いの持ち味を活かし合うことによって、シナジー効果を創り出す立場にいる。
 
   事実、組織力の差とは、シナジー効果の差ではないかともいわれている。お互いのコアコンピタンスを活かし合う文化が育まれている組織は、シナジー効果が大きい。
 
   また、組織そのものにもコアコンピタンスがあることも認識しておく必要があるだろう。
 

今週の考える言葉「年度方針」

考える言葉

年度方針

   2023年(令和5年)、卯年。新しい年度のスタートである。IG会計グループの新年発表会(1月7日)も開催したばかりである。
 
   今年も一年、元気で、ワクワク、いい仕事ができそうな気分である。
 
   さて、IG会計グループが掲げた“今年度の基本方針”は、『セルフマネジメントの徹底~健全な判断力を磨く』である。
 
   “セルフマネジメント” すなわち、自らをマネジメントするために最も考慮すべきポイントは、次の3点であろう。
 
① 自分の“強み”を知っているかどうか
② 自分に合った“仕事のスタイル”を知っているかどうか
③ 自分の“価値観”を知っているかどうか
 
   そう、自分の強みを正しく認識し、それを活かせる仕事のスタイルを選ぶ。そして、やろうとしている仕事は自分の価値観と合っているのかどうか、を常に考える習慣を身につけることだ。
 
   そして、IG会計グループが“セルフマネジメント”力を高めるために常に心がけているスキルが6つある。
 
① IG式目標管理
② 時間管理
③ セルフモチベーション
④ ストレスマネジメント
⑤ 感情コントロール
⑥ 健康管理
 
   これらのスキルの関しては、今までも”考える言葉”シリーズで何度となく取り上げてきた課題でもある。要するに、考える習慣を養い、思考力を高めることにあるといえる。
 
   そのために最も効果的なことは、やはり読書だと思う。しかし、ただ読むのではなく、しっかりと考えながら読む。できれば、考えたことを文章にしてみるとさらに効果があがると思う。
 
   2023年、今年の干支(えと)は「癸卯(みずのと・う)」である。卯年は、過去の歴史から見ても、「大きな飛躍・向上」が期待される年だという。その意味においても、何か新しいことにチャレンジするいい機会ではないだろうか。
 
   今年は、上記3点を徹底することによって、『セルフマネジメントの徹底~健全な判断力を磨く』一年にしたいと思う。
 

年始のご挨拶

その他お知らせ

 
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのことと存じます。
旧年中は格別なご高配を賜り、誠に有難うございました。
 
令和5年も、当事務所の使命である
『中小企業の存続と発展をサポートし、社会に貢献する』を基本に、
現在の経済情勢における会計事務所の役割は、中小企業の倒産を防ぎ、事業承継を考え、発展成長をサポートすることにあると考え、日々の精進に努めてまいります。
 
本年も、より一層のご支援を賜りますよう、従業員一同心よりお願い申し上げます。
 

令和5年元旦
古田会計事務所 従業員一同

年末のご挨拶

その他お知らせ

 
早いもので、年末のご挨拶をさせて頂く時期となりました。
皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 
さて、弊社では下記の日程で年末年始休業とさせて頂きます。
誠に勝手ではございますが何卒ご了承頂きますようお願い申し上げます。
 
来年も更なる発展、飛躍に向けて、より一層の努力をする所存ですので、より一層のご支援を賜りますよう、従業員一同心よりお願い申し上げます。
 
来年も相変わらぬご愛顧を頂けますようお願い申し上げまして、年末のご挨拶とさせて頂きます。
 

古田会計事務所 従業員一同

 
 

<年末年始 休業期間>
 
2022年12月28日(水) ~ 2023年1月4日(水)まで

※ 2023年1月5日(木)より平常通り営業いたします。

創業支援サービスを開始致しました。

その他お知らせ

創 業 支 援 サ ー ビ ス

令和4年10月より、設立・事業開始後1年未満の方を応援するサービスを開始しました!
 
こんなお悩みございませんか?
「法人を設立したが、税理士がついていない…。」
「確定申告の仕方が分からない…。」
「事業が安定するまでコストを抑えたい…。」
「経営について相談を行いたい…。」
 
そんな場合は、創業支援サービスをご利用ください!
 
法人の方は30万円(税抜)/年、個人の方は15万円(税抜)/年
会計ソフト導入、決算申告、年末調整、試算表作成、経営相談、税務関係届出作成 をさせて頂きます!
 
詳しくは下記の資料をご確認ください。

 
気になる方は、是非当事務所までご連絡ください!
☎073-474-2212 📨f-tax@lily.ocn.ne.jp

1 12 13 14 15 16 62