古田会計事務所

〒640-8392 和歌山市中之島303-14 OK.OFFICE

お気軽にお電話ください

TEL.073-474-2212

今週の考える言葉「マーケティング」

考える言葉

マーケティング

   先週末(20~21日)は、IG後継者育成塾(第7期第7講)の開催日(福岡会場)であった。
 
   今回は『マーケティングと企業価値』というテーマで、講師は公認会計士の弓削一幸先生を招いて、“マーケティング”について学んで頂いた。
 
   ご存じのように、日本経済はバブル崩壊後(1990年代)、長期的な低迷期を迎え、「失われた10年」と称されたが、いまや「失われた20年」あるいは「失われた30年」の様相を呈している・・・。
 
   一方、戦後日本の工業発展は目覚ましいもので、「世界の工場」と言われたほどで、モノを造る力が日本の経済発展の源であった。その頃は、まさにプロダクトアウトの時代であって、会社の方針や作りたいもの、作れるものを基準に商品開発を行っていたのである。
 
   つまり、「つくれば、売れる」時代であった。恐らく、“マーケティング”などは、二の次であったのだろう。
 
   80年代の日本経済は、すでに低成長期であった。企業の本業への投資も停滞し、「金あまり現象」が発生し、その金が土地や株への投資に向けられ、「バブル経済」に発展したのは周知の事実である。そして、バブルの崩壊へと続く。
 
   そんな歴史を辿りながら、いつの頃からか、マーケットインという言葉をよく耳にするようになった。
 
   スティーブ・ジョブズの言葉に、次のような言葉ある。
 
   「美しい女性を口説こうと思ったら、ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、君は15本贈るかい?そう思った時点で君の負けだ。ライバルが何をしようと関係ない。その女性が本当に何を望んでいるのかを、見極めることが重要だ」
 
   さすが、スティーブ・ジョブズだ。まさに、マーケットインの発想そのものである。
 
   マーケットインとは、顧客が現状抱いているニーズを製品開発に反映させる考え方である。市場調査などの“マーケティング”をしっかりやって、顧客のニーズを汲み取り、顧客が欲しがる製品を作るのである。
 
   ここで気をつけるべきは、マーケットインの発想が良くて、プロダクトアウトの発想が悪いというのではない。つまり、二者択一の話ではないということだ。いずれの視点も活かせるようにするのが“マーケティング”のでもある。
 
   弓削先生は、“マーケティング”の目的は、「人を動かすこと」であると明言して、そのためにどう考えて、行動すべきかをわかりやすく語ってくれたと思う。感謝!
 

今週の考える言葉「コアコンピタンス(強み)」

考える言葉

コアコンピタンス(強み)

   先週の“考える言葉”シリーズ(23‐01)「年度方針」の中で、自らをマネジメントするたに最も考慮すべきポイントの一つとして“強み”を掲げた。
 
   その“強み”を、英語でいうと“コアコンピタンス”(Core competence)となる。直訳すると、「核となる能力」「得意分野」を意味するが、競合他社を圧倒的に上回るレベルの能力のことをいう。
 
   その“コアコンピタンス”について考えてみたい。
 
   真の経営計画を策定する前提条件として、しっかりと確認し、明確にしておくべき点が2つある。一つは、ドメイン(事業領域)であり、もう一つはコアコンピタンス(自社の強み)である。
 
   P・F・ドラッカーは明言している。「“強み”のみが成果を生む。弱みをなくすことにエネルギーを注ぐのではなく、その“強み”を生かすことにエネルギーを費やさなければならない」と。
 
   これは疑う余地のない事実である。だとすれば、経営の成果を上げるためには、自らの“強み”を正しく認識しておく必要がある。だが、どれだけの人が、「あなたの会社の強みは何ですか?」という問いに対して、明確に答えることができるだろうか…。
 
   では、自らの“強み”を見極めるにはどうしたらいいのだろうか?
 
① 成果を出している仕事には、必ず“強み”が働いているということ
② 短所から長所を探る(「短所は長所の裏返し」)
③ 家族・友人の聞いてみる
④ 情熱を持って取り組んだ仕事はないか
⑤ 他の人よりも短時間で終わらせている仕事はないか(コスト削減、スピード向上、成功確率が高いなど)
 
   もっと他にも、いろいろあるような気がする。まず大切なことは、自らの“コアコンピタンス”を意識することが大切だと思う。
 
   人はそれぞれ自らの“コアコンピタンス”を持っているものだ。自分の強みはもちろんのこと、他人の強みにも関心を持って観察してみよう。組織で働いている我々は、お互いの持ち味を活かし合うことによって、シナジー効果を創り出す立場にいる。
 
   事実、組織力の差とは、シナジー効果の差ではないかともいわれている。お互いのコアコンピタンスを活かし合う文化が育まれている組織は、シナジー効果が大きい。
 
   また、組織そのものにもコアコンピタンスがあることも認識しておく必要があるだろう。
 

今週の考える言葉「年度方針」

考える言葉

年度方針

   2023年(令和5年)、卯年。新しい年度のスタートである。IG会計グループの新年発表会(1月7日)も開催したばかりである。
 
   今年も一年、元気で、ワクワク、いい仕事ができそうな気分である。
 
   さて、IG会計グループが掲げた“今年度の基本方針”は、『セルフマネジメントの徹底~健全な判断力を磨く』である。
 
   “セルフマネジメント” すなわち、自らをマネジメントするために最も考慮すべきポイントは、次の3点であろう。
 
① 自分の“強み”を知っているかどうか
② 自分に合った“仕事のスタイル”を知っているかどうか
③ 自分の“価値観”を知っているかどうか
 
   そう、自分の強みを正しく認識し、それを活かせる仕事のスタイルを選ぶ。そして、やろうとしている仕事は自分の価値観と合っているのかどうか、を常に考える習慣を身につけることだ。
 
   そして、IG会計グループが“セルフマネジメント”力を高めるために常に心がけているスキルが6つある。
 
① IG式目標管理
② 時間管理
③ セルフモチベーション
④ ストレスマネジメント
⑤ 感情コントロール
⑥ 健康管理
 
   これらのスキルの関しては、今までも”考える言葉”シリーズで何度となく取り上げてきた課題でもある。要するに、考える習慣を養い、思考力を高めることにあるといえる。
 
   そのために最も効果的なことは、やはり読書だと思う。しかし、ただ読むのではなく、しっかりと考えながら読む。できれば、考えたことを文章にしてみるとさらに効果があがると思う。
 
   2023年、今年の干支(えと)は「癸卯(みずのと・う)」である。卯年は、過去の歴史から見ても、「大きな飛躍・向上」が期待される年だという。その意味においても、何か新しいことにチャレンジするいい機会ではないだろうか。
 
   今年は、上記3点を徹底することによって、『セルフマネジメントの徹底~健全な判断力を磨く』一年にしたいと思う。
 

年始のご挨拶

その他お知らせ

 
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのことと存じます。
旧年中は格別なご高配を賜り、誠に有難うございました。
 
令和5年も、当事務所の使命である
『中小企業の存続と発展をサポートし、社会に貢献する』を基本に、
現在の経済情勢における会計事務所の役割は、中小企業の倒産を防ぎ、事業承継を考え、発展成長をサポートすることにあると考え、日々の精進に努めてまいります。
 
本年も、より一層のご支援を賜りますよう、従業員一同心よりお願い申し上げます。
 

令和5年元旦
古田会計事務所 従業員一同

年末のご挨拶

その他お知らせ

 
早いもので、年末のご挨拶をさせて頂く時期となりました。
皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
 
さて、弊社では下記の日程で年末年始休業とさせて頂きます。
誠に勝手ではございますが何卒ご了承頂きますようお願い申し上げます。
 
来年も更なる発展、飛躍に向けて、より一層の努力をする所存ですので、より一層のご支援を賜りますよう、従業員一同心よりお願い申し上げます。
 
来年も相変わらぬご愛顧を頂けますようお願い申し上げまして、年末のご挨拶とさせて頂きます。
 

古田会計事務所 従業員一同

 
 

<年末年始 休業期間>
 
2022年12月28日(水) ~ 2023年1月4日(水)まで

※ 2023年1月5日(木)より平常通り営業いたします。

創業支援サービスを開始致しました。

その他お知らせ

創 業 支 援 サ ー ビ ス

令和4年10月より、設立・事業開始後1年未満の方を応援するサービスを開始しました!
 
こんなお悩みございませんか?
「法人を設立したが、税理士がついていない…。」
「確定申告の仕方が分からない…。」
「事業が安定するまでコストを抑えたい…。」
「経営について相談を行いたい…。」
 
そんな場合は、創業支援サービスをご利用ください!
 
法人の方は30万円(税抜)/年、個人の方は15万円(税抜)/年
会計ソフト導入、決算申告、年末調整、試算表作成、経営相談、税務関係届出作成 をさせて頂きます!
 
詳しくは下記の資料をご確認ください。

 
気になる方は、是非当事務所までご連絡ください!
☎073-474-2212 📨f-tax@lily.ocn.ne.jp

今週の考える言葉「フル充電」

考える言葉

フル充電

   今年もあと一ヵ月と数日を残すだけとなった。
 
   いつもこの時期に気になるのは、今年掲げた目標の仕上がり具合である。もちろん、最後まで諦めずに粘り強くやり続けるしかないのであるが…。中には、すでに目標を達成し、次年度への仕込みに取り組んでいる人も、かなりいるだろう。
 
   そういった意味を込めて小生は、この時期を再“フル充電”する時期だと考えるようにしている。
 
   では、自分を“フル充電”できるのはどんな時だろうか?
 
   ジョン・C・マクスウェルは、その著書『NO LIMITS』の中で、次のような内容の紹介をしている
 
   「人間行動学の専門家トム・ラスは著書『元気は、ためられる』の中で、自分を“フル充電”するために必要な三つのカギとなる条件を挙げている。
 
 ① 意義・・・人のためになることをする
 ② 交流・・・「消極的に過ごす時間」よりも「積極的に過ごす時間」を多く取る。
 ③ エネルギー・・・心と体の健康のために良いことを選択する。……」
 
そして、上記の三つのカギとなる条件に対して自問自答すると、自分を“フル充電”するために次のようなことが必要となると、述べている。 
 
 * 「得意分野」で生きる
 * 家族と友人のために投資をする
 * 人々の価値を高める
 * 健康管理を怠らない
 * 常に「成長」し続ける
 * 神を信じる
 
   もちろん、これらは著者が考えた「自分の“フル充電”のためのリスト」だそうだ。
 
   自分の「強み」を自覚し、それを活かして「身近なパートナーへの貢献」はもちろん、「広く世にため人のために貢献する」には何をなすべきかを考える。そして、成果が出るまでやり続けるには、健康管理は大事だし、現状にとどまらず、成長し続ける意思が必要となる。
 
   トム・ラスの指摘は、目標管理を通して、未来会計を実践している小生にとって、共感できる内容ばかりである。
最終追い込みである、この時期において、最後まで手を抜かずにやり抜いたと言える熱意と信念が、次年度スタート時に必要なエネルギーにもなるである。
 

今週の考える言葉「鼓舞」

考える言葉

鼓舞

   コロナ蔓延状況が続いて3年かれこれになる。いつまでもコロナのせいにして漫然と過ごすのも居た堪れない気がして、何かをやろうと気はせくが、今一つ士気(モチベーション)が上がらず苦慮しているという。
 
   よくあることだが、気にはなっているが一歩踏み出すことができないでいる人と、さっと動き出し人とに分かれる。
 
   今回のテーマだが、“鼓舞”とは、「鼓(つづみ)を打ち、舞(まい)をまう意」から、「大いに励まし気持ちを奮い立たせること」をいう。
 
   一言でいうと、「やる気にさせる」という意味だと思う。
 
   気になってネットで調べてみると、英語では「やる気にさせる」ということを次の3つの言葉で使い分けているという。
 
Encourage =直接のやり取りでやる気を引き起こす。サポートする。
Inspire=強い影響力で気持ちを湧き起こす(刺激によって強い気持ちを引き起こす)、鼓舞する、刺激する。
Motivate=自分自身にやる気が出る。動機を与える。
 
   これらのニュアンスの違いを明確にできるほどの英語力が持ち合わせていないが、“鼓舞”とは、②のInspireに近い言葉ではないだろうか。
 
   かなり強い働きかけをする行為だと思う。つまり、ドンと背中を押して、「さあ、やろう!」というのが、まさに、“鼓舞”だろう。
 
   IGグループで開催している「将軍の日」(=中期五か年計画策定セミナー)は、経営者に自らを“鼓舞”してもらう一日ではないだろうか。 
 
   他人を“鼓舞”することは勿論、自らを“鼓舞”することも、そう簡単な行為ではないような気がする。まずは、自らを“鼓舞”する信念を持つためにどうしたらいいのかを考えてみよう。次のように自分に言い聞かせてみよう。
 
 ① 全てはうまくいく
 ② 人生は素晴らしい
 ③ チャンスはいくらでも転がっている
 ④ 私は自分の人生を積極的に切り開く
 ⑤ 私は幸せを手に入れるにふさわしい
 ⑥ 私は人々に好かれる
 ⑦ 私はできる
 
   「やる気にさせる!」 まずは自らを“鼓舞”してみよう。
 

1 10 11 12 13 14 59