今週の考える言葉「経営戦略」
考える言葉
経営戦略
経営会議の中で、よく耳にするのが“経営戦略”という言葉…。その言葉について少し整理しておこう。
先ず、「経営戦略とは何か?」 その定義を明確にする。
(定義)
競争優位性を出すために、事業を選択し、選択した事業に経営資源を集中投入すること。
(戦略の前提)
① 経営環境…既に成熟化した会計業界(例)
② 経営理念(目的と使命)…IG経営理念
③ 自社の強み…未来会計の伝道師
(戦略の3要素)
➀ 市場(誰に)…中小企業
② 商品(何を)…未来会計(IG式目標管理システム)
③ 流通チャネル(どのように)…顧客・同業者からの口コミ
21世紀は「パラダイムシフトの時代である」といわれているように、グローバル化の進展やAIの普及、ニーズの多様化、競争環境の激変など、現在変化のスピードがますます増してきている状況だ。
経営戦略策定の基本的なプロセスとしては、次のような手順となる。
① 経営理念・ビジョンの策定
② 外部環境分析
③ 内部環境分析
④ 戦略オプションの立案
⑤ 戦略の選択(経営資源配分)
⑥ 戦略の実行
⑦ 戦略のレビュー
最近(今年に入って)、IG会計グループで20数年前からやり続けている『将軍の日』(中期5ヵ年計画策定セミナー)への参加者が増えてきている。会場の都合もあり、一日8社程度しか席が準備できないのであるが、満席状態が続いている。
コロナ発症後4年目に入った今年は、いつまでもコロナ、コロナと言ってはいられないという危機感からだろうか、人の移動が始まったようだ。コロナ後に向けて、出遅れないための“経営戦略”をしっかりと確立したいと思う。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」