古田会計事務所

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今週の考える言葉「モチベーション」

考える言葉

モチベーション

   「どうすれば社員の意欲を引き出せるのだろうか?」という話題を耳にする機会が増えている。“モチベーション”の問題は、いつの時代でも経営における中心的な課題の一つである。
 
   今回は、“モチベーション”について考えてみたい。
 
   “モチベーション”とは、動機づけと同義であり、「目標を掲げ、その達成のために自分や他の人の意欲(やる気・その気)を引き出すこと」だと考えたい。その意欲が持続し続けることが最高の“モチベーション”である。
 
   多様性の時代環境の中で、個人プレーから組織プレーへの関係性思考が企業経営でも重要視されるようになった。つまり、リーダーシップのあり方である。リーダーシップと“モチベーション”は密接な関係にある。
 
   関わる人たちの意欲を引き出すことができないリーダーは、リーダーとして失格の烙印を押されてしまうであろう。しかし、他の人をその気にさせるのは簡単ではない。昔から「馬を水辺に連れていくことはできても、水を飲ませることはできない」という諺があるように、飲む気のない馬に水を飲ませるのは至難の業である。
 
   かといって、断念してしまっては何も変わらない。リーダーとしての役割を担うことによって分かったことがある。それは、自分の意欲は、他人の意欲を引き出すことと不可分の関係にあるという事実である。つまり、高い“モチベーション”の持続性は相互作用によって成り立っているのである。
 
   では、人間の“モチベーション”を高める要因とは何であろうか?
 
   1.強烈なヴィジョンを描き、共有すること。
   2.各人の“モチベーション”要因を理解し、切磋琢磨すること。
   3.つねにお互いの貢献意欲・強みを確認し合うこと。
   4.結果を共有し、フィードバックすること。
   5.全体の成果を共有し、喜び合うこと。
 
   以上、リーダーシップという観点から“モチベーション”の課題を考えてみたが、最高の“モチベーション”のあり方は、“セルフ・モチベーション”ではないだろうか・・・。
 
   IG会計グループが創業の当初から取り組んで大事にしてきたのは、まさにこのテーマである。“セルフ・モチベーション”の高い主体的な人材をいかに育成し、組織化するか・・・。そのための仕組みづくりが『IG式目標管理システム』として組織文化を培っているといえよう。
 
   IGには、相互の主体的価値を尊重し、切磋琢磨するという文化がある。