古田会計事務所

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今週の考える言葉「迷い」

考える言葉

迷い

   誰もが自らの人生において、「何かに迷う」ということを幾度となく経験しているのではないだろうか。現に今、“迷い”の最中にいる人もいるだろう…。
 
   しかし、「何かに迷う」ということは、不快なことではあるが、人間として生きている証拠だとも言える。人間はもともと迷う生き物なのだ。それは人間が複雑な社会を生きているからに他ならない。ある意味、進化している証拠だともいえよう。
 
   中西輝政(政治学者、歴史学者、京大名誉教授)は、その著書の中で「“迷い”は将来への投資である」と延べて、「人間は、つねに相反する二つのものを持ち、自分に問いかけていくべき存在だ。その中で悩み、惑い、試行錯誤することこそ、考えを広げ、深める訓練の場となる」と。
 
   「社長は誰も孤独で“迷い”続けている」という言葉をよく耳にするが、確かに日々難題に向き合い、孤独な意思決定をせざるを得ない経営者にとっては、“迷い”(悩み)は一種の職業病だともいえるだろう。
 
① 業績の低迷、伸び悩み
② コスト削減の悩み
③ それに伴う資金繰り悪化
④ 優秀な人材確保ができない
⑤ 人材が定着しない
⑥ 取引先との関係性に悪化
⑦ 将来への見通しが不透明 等々…。
 
   経営者というは、ホントに“迷い”(悩み)の尽きない役職である。
 
   松下幸之助も、松下政経塾で“迷い”について次のように語っていたという。
 
   「今はまだ、“迷い”に迷って、骨と皮になるというくらいに迷ってもいいわけや。迷えば迷うほど偉大なものが生まれる。苦労のしがいがあるものや。そやけど迷わんでもいいことで迷ったらあかん。それと、自分の感情にとらわれたらあかん。素直な心がなかったらそうなってしまう」と…。
 
   現状に甘んじることなく、新たなことにチャレンジしようという気持ちで日々仕事に取り組んでいると、“迷い”はあって然るべきだろう。そんなとき、「“迷い”は将来への投資である」という言葉を思い出し、焦らず、じっくりと迷いと向き合う姿勢であるべきだろう。
 
   「満足した豚よりも不満足なソクラテス」でありたいと思う。
 

8月の税務カレンダー

税務カレンダー

2024年

8月の税務カレンダー
 

期 限 税務内容
 8・13     7月分源泉所得税の納付
 9・ 2     6月決算法人の確定申告
 9・ 2     12月決算法人の中間申告
 9・ 2     3月・9月・12月決算法人の消費税の中間申告   

※ 毎週土曜日はお休みとなっております。
 
お盆休みは8月10日(土)~8月15日(木)です。
16日(金)から通常営業になります。

今週の考える言葉「未来への投資」

考える言葉

未来への投資

   P・F・ドラッカーの提言に、次のような言葉がある。
 
   「チェンジ・リーダーたるためには二つの予算が必要である。一つが現在の事業のための予算、もう一つが未来のための予算である」。 
 
   今を生きるのが精いっぱいという人や企業が多いが、望む未来を築き上げるためには、未来のために少しでも時間やお金を使うことが必要だということだ。経営には、「未来会計が必要だ」と説いている小生にとって、まさに同感できる言葉である。
 
   「いつかこうなりたいなあ…!」と願ったことがあると思う。人は誰でも夢を思い描くものだが、その夢は殆ど、待っているだけでは実現しないものだ。夢は、それを具体的にあるべき姿として描き、その実現にチャレンジしてはじめて具現化する。
 
   その手順を明確にして実践する方法を具体化してフォローするのが、弊社の提供している未来会計サービスである。
 
   我々は、いろいろな状況において、学ぶ機会を持つことが多いが、まさに「学び」は“未来への投資”だと考える。
 
   「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」(アラン・ケイ)という言葉があるドラッカーは、「未来は望むだけでは起こらない」という。では、望む未来を手にするためには何が必要なのか。
 
   それは、『今、意思決定を行い、今、行動し、リスクを冒すことである。未来は「ただ待つ」のではなく、自ら「行動しながらつくり上げていく」ものだ』という。
最近、改めてドラッカーに凝り、手元にあるドラッカー本を一冊一冊ていねいに読み直しているのだが、毎回、フレッシュな気分で向き合えるのは不思議だ。きっと、マネジメントを通して、世の中の真理と向き合えているからだろう。
 
   また、経営者として、21世紀という大変革の時代にチャレンジするために必要な知恵をふんだんに授かることができるからだろう。
 
   ドラッカーの言葉には、一つひとつに哲学がある。それゆえに、深く考える機会を与えてくれているのだ。
 
   目先の仕事に追われ、今を生きるのが精一杯というのが実情だと思うが、望む未来を築き上げるためには、未来のために少しでも時間やお金を使うことが必要だと思う。自らの未来について、じっくりと「考える一日」。それが、弊社が毎月二回開催している『将軍の日』である。ぜひ、将軍になる時間をつくってもらいたい。
 

今週の考える言葉「セルフイメージ」

考える言葉

セルフイメージ

   “セルフイメージ”とは、「自分が自分に抱いているイメージ(自己認識)」のことである。
 
   「三つ子の魂百まで」という言葉があるが、私たちは生まれてから、日々様々な経験をするのだが、過去に自分が経験したすべての出来事が“セルフイメージ”をつくり上げる要素となっているという。
 
   新しい仕事を任せようとしたとき、その対応にも二つのタイプがある。
 
   ➀ 一つは、「それ、やったことがないので、私には無理です」という“自己否定的”なタイプと、② もう一つは、「ぜひ、私にチャンレンジさせてください!」という”自己肯定的“なタイプがある。
 
   このように、その人の抱いている“セルフイメージ”の在り様で、仕事の良否あるいは仕事を通しての成長の度合いが変わっていくるという。
 
   その自分の“セルフイメージ”について深く考えてみたことがあるだろうか。また、“セルフイメージ”を高めるためにどんな努力をしてきただろうか。『なぜかうまくいく45の習慣』(井上裕之著)という本に中に、“セルフイメージ”の高め方として、次の8つの項目を掲げてあったので紹介したい。
 
 ① 自己否定はしない
 ② うまくいく言葉だけを使う
 ③ 自分の「よいところ」に目を向ける
 ④ 周囲の評価にとらわれない
 ⑤ 自信を持てない人の共通点に気づく
 ⑥ 歪んだ“セルフイメージ”を直す
 ⑦ 「コンプレックス=思い込み」と考える
 ⑧ 自分の希少価値に気づく
 
   普段、あまり自らの“セルフイメージ”を意識したことはなかったが、上記の➀と⑧については無意識にやっているような気がした。
 
   心理学では、「役割効果」といわれるものが存在しており、人は役割を与えられると、与えられた役割(“セルフイメージ”)通りの行動を取ってしまう傾向があるという。
 
   言われてみると、確かに「自分の役割とは何か?」を自己認識することによって、その役割に合った“セルフイメージ”を無意識に描いて、自分をつくり出している可能性があると思う。もっと自覚的にセルフイメージを描くことによって、新しい自己の発見ができるかも知れない。そんな感じがした。
 

今週の考える言葉「継続心」

考える言葉

継続心

   先週の考える言葉シリーズ(24‐24)で紹介した、新渡戸稲造の著である『逆境を越えてゆく者へ』の中で、“継続心”の大切さについて述べている個所があったので紹介したい。
 
   「発心はたやすいが“継続”は難しい」という。
 
   志を立て、何かを決意することは、誰でも幾度となく経験することであろう。しかし、この決心を“継続”させることはなかなか容易なことではない。最初は勢いに乗って熱心にやっても、たいてい途中で厭になることが多い。
 
   例えば、今日から日記をつけよう、家計簿をつけようと決意しても、これを一年間やり続けることは容易なことではない。最初は勢いに乗って熱心に取り組んでいても、習い性になるまでには気が緩むことがある。
 
   大概の仕事においてもそうだ。もう一息という大切なところで厭になり、諦めがちなものである。やめてしまえばそれまで…。すべてを無駄にしてしまうことになる。
 
   徳川家康の遺訓に「人の一生は重荷を負うて遠き道をゆくがごとし」というのがある。家康ほどの人物であっても、継続することの困難と必要を認めてこれを説いたのだという。
 
   ゲーテも「急がず、休まず」という言葉を残しているという。何事も“継続心”をもってやり続ければ、いつか必ず目的に到達するものだ。最後まで辛抱してやり遂げようとする決意が乏しいのだと思う。
 
   では、“継続心”を培うには何が必要なのだろうか。
 
   先ずは、毎日幾度となく志(なすべき事)に注意を向け、それを習い性にすること。つまり、常に志を忘れないように心にかけて記憶することだろう。そして習慣づけば、一回でもしないと物足りなくなるものだ。
 
   また、“継続心”を妨害する外部要因が3つあるので注意しよう。
 
① 外因一:そんなことはやめろという反対
② 外因二:生活環境の変化による中断
③ 外因三:他人の嘲笑(皮肉や嫌味など)
 
   「習うより慣れろ」という諺があるが、その通りだと思う。小生もセミナーなどで、「未来会計、事業化の秘訣は何か?」と問われると、必ず次ように応えている。「成果が出るまでやり続けること!」、その決意があれば必ずうまくいくと…。
 
   まさに、先人が指摘するように、「継続は力」である。改めて、“継続心”の大切さを痛感している。
 

今週の考える言葉「逆境」

考える言葉

逆境

   この世の中はままならないものである。何かしたいと思えば、必ず意のままにならないことが起こるものだ。
 
   “逆境”というのは多くの場合これを意味するのだろう。
 
   新渡戸稲造の著である『逆境を越えてゆく者へ』を参考に“逆境”への向き合い方を学んでみたい。
 
   「咲かざれば桜を人のおらましや さくらの仇はさくらなりけり」という歌がある。
 
   他人が羨ましく思うことが当人にとっては苦痛となることも多く、従ってどんな人でもそれに相当した“逆境”があるものだ。
 
   “逆境”はすべての人にある。この自分の思い通りにならないことには次の二種類があるという。
 
➀ 天の授けるもの(運命)
② 自分がつくり出すもの(自業自得)
 
   二種類の禍いのうち人生でどちらが多いかといえば、自らつくり出すものの方がはるかに多いという。ただ人は普通、その理由をよく考えず、天を怨んだり他人を怨んだりするのだ。しかし、罪を他人のせいにするのは知恵が少ないからだと言える。
 
   “逆境”にある者は、次のような危険に陥りやすいという。
 
① 危険一:ヤケを起こしやすい
② 危険二:他人の境遇を羨みやすい
③ 危険三:他人を怨みやすい
④ 危険四:過激な破壊行為をやるか、逆に陰気、卑屈、悲観的になって不平不満を言いながら日々を送り、天を怨む
⑤ 危険五:同情心を失いがちである
⑥ 危険六:心に傷を残しやすい
 
   では、人生における逆境とどう向き合えばいいのだろうか?
 
   「ピンチはチャンス!」という言葉があるが、まさに“逆境”こそ精神を鍛える絶好のチャンスではないだろうか。つまり、“逆境”そのものを善用して、精神の修養に役立てるようにするだ。
 
   いわゆる逆境があるから、精神が鍛えられ、物事に動じなくなる。また、その経験があるからこそ、他人に対する思いやりの心をもてるようになるし、自らの器を大きくすることができる。
 
   “逆境”から学ぶ姿勢をつねに心掛けたいと思う。
 

7月の税務カレンダー

税務カレンダー

2024年

7月の税務カレンダー
 

期 限 税務内容
 7・10    6月分源泉所得税の納付
 7・10    1~6月までの所得税の納期の特例納付
 7・16    所得税の予定納税額の減額申請
 7・31    5月決算法人の確定申告
 7・31    11月決算法人の中間申告
 7・31    2月・8月・11月決算法人の消費税の中間申告   

※ 毎週土曜日はお休みとなっております。

今週の考える言葉「KPT」

考える言葉

KPT

   『これだけ!KPT』(天野勝 著)という本(2013年8月29日 第1刷発行)がある。
 
   あらゆるプロセスを成果につなげる最強のカイゼンフレームワーク“KPT”について解説してある書物である。
 
   これも10年以上前に購入し、読んだ本であるが、書棚の整理の中で、目につき再読してみた。
 
   “KPT”とは、ふりかえりに適している、「Keep」、「Problem」、「Try」の視点で物事をとらえる「思考のフレームワーク」である。
 
“KPT”の基本フォーマットは、次の3点である。
① Keep=よかったこと、今後も続けること
② Proglem=困ったこと、問題点
③ Try=今後の活動で試したいこと
 
   そして、「自律的なチーム」を育てる方法として有効だという。
 
   “KPT”を使ったふりかえりは、次に7つのステップで行うことが基本となる。
 
① 活動を思い出す
② うまくいった行動を確認する(Keep)
③ 問題を洗い出す(Problem)
④ 原因を検討する(Keep、Problem)
⑤ 改善策を考える(Keep、Problem)
⑥ 試したいことを検討する(Keep、Problem、Try)
⑦ 試すことを選択する(Try)
 
   つまり、短くまとめると、「活動を思い返して、よいところをよりよく、ダメなところは少しでもよくするためのアイデアを出して、アクションに落とす」ということである。
 
   そして、“KPT”サイクルの素晴らしいところは、「ふりかえりを繰り返し行うことで効果がより大きくなる」ところにある。
 
   “KPT”は、「自律的なチーム」を育てる方法と有効だと述べたが、チームの成長プロセスには、次の4つのステージがあることも知っておこう。
 
 Step1:形成期(チームの形成)
 Step2:混乱期(ぶつかり合い)
 Step3:統一期(共通の規範が形成)
 Step4:機能期(チームとして成果)
 
   自らのチームがどの段階にあるのかも認識しながら、“KPT”を活用したいと考える。
 

今週の考える言葉「4つの領域」

考える言葉

4つ領域

   90年代の半ば頃、発行されてベストセラーとなった本に『七つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー 著)というのがある。ご存知な方が多いと思う。
 
   「人生における真の成功は、テクニックではなく、人格を育てることから始まるのだ」という信念のもと、その人格を高めるために必要な『七つの習慣』ついて述べたものである。
 
 ① 第一の習慣:主体性を発揮する(自己責任の原則)
 ② 第二の習慣:目的を持って始める(自己リーダーシップの原則)
 ③ 第三の習慣:最優先事項を優先する(自己管理の原則)
 ④ 第四の習慣 :WinWinを考える(人間関係におけるリーダーシップの原則)
 ⑤ 第五の習慣 :理解してから理解される(感情移入のコミュニケーションの原則)
 ⑥ 第六の習慣 :相乗効果を発揮する(創造的な協力の原則)
 ⑦ 第七の習慣 :刃を研ぐ(バランスのとれた自己再新再生の原則)
 
   これらのうち、③ 第三の習慣について、考えてみたいと思う。
 
   多くの人は「時間を管理する」という発想に捉われてしまっているが、管理すべきは「時間」ではないという。管理すべきは、「最優先事項を優先する」という、行動の順序なのだ。
 
   行動の順序を考えるには、人間の活動を重要度・緊急度で分類した“4つの領域”を整理すればいいのだという。
 
 (人間活動の4つの領域)
 第Ⅰの領域(緊急で重要なこと)
 第Ⅱの領域(緊急でないが重要なこと)
 第Ⅲの領域(緊急だが重要でないこと)
 第Ⅳの領域(緊急でも重要でもないこと)
 
   多くの人は、第Ⅰの領域の活動に時間を割くものと思われる。だが、忙しく疲れもたまるので、ストレスとなり、長続きしない。そのため、ムダな第Ⅳの領域の行動に逃げ込んでしまう傾向がある。
 
   コヴィー博士は、人生を充実させるには第Ⅱの領域(人間関係づくり、仕事や勉強の準備と計画、健康管理や自己啓発)により集中することが必要だ、という。同感である。そして、できるだけ、そうできるように心掛けてきたつもりだ。
 
   そのためにはどうしたらいいのか。まず自分の役割を明確にし、その達成のための目標を考えることだ。つまり、『IG式目標管理』を徹底活用することであろう。
 

今週の考える言葉「やる気」

考える言葉

やる気

   稲盛和夫氏の書籍に、『従業員をやる気にさせる7つのカギ』(2014年3月6日発刊)というのがある。もう10年程前に書かれたものだ。
 
   その当時、読み終えた感想を、その本の最後のページに次のように書き残していた。
 
   「久し振りに一気に読み上げたくなる本に出逢いました!経営の本質をこれほどまでに面白く、簡明にあらわしている本はない…」と。
 
   その当時、自分自身はもちろん、従業員の“やる気”を引き出すためにはどうしたらいいのかと考えていた時期だったのだろう…。
 
   再読してみると、『第1章 経営の原点に立ち返る』で、従業員を“やる気”にさせる7つの要諦として、次の項目を紹介している。
 
 (要諦1) 従業員をパートナーとして迎え入れる
 (要諦2) 従業員に心底惚れてもらう
 (要諦3) 仕事の意義を説く
 (要諦4) ビジョンを高く掲げる
 (要諦5) ミッションを確立する
 (要諦6) フィロソフィを語り続ける
 (要諦7) 自らの心を高める
 
   「これが、経営者の努めであり、経営の原点である」と述べているが、その当時、非常に得心し、持ち歩いていた手帳に書き写し、折に触れて読み返していたことをはっきりと覚えている。
 
   IG会計グループは、その創業の当初からずっと、『パートナーシップ制の確立』を目指してやってきたので、その原点に立ち返るためにも、稲盛氏の説く7つの要諦は片時も忘れてはならないことだと改めて思うのである。
 
   7つの要諦については、何度も読み返しているので、その理屈としてはそれなりに理解していると思うが、感性として身に沁みるところまで磨き上げているかどうか…。
 
   一番判断に迷うのは、「要諦2 従業員に心底惚れてもらう」というテーマだろう。稲盛さんも、この点に関して最も気遣い、心がけて努力されたのではないだろうか。
 
   では、従業員に心底惚れてもらうためには、どうすればいいのか。稲盛さん曰く、「簡単なことです。己ばかりを愛していたのでは、誰も惚れてくれません。己を空しくして、自己犠牲を払い、従業員のことを最優先して考えるのです。そうしてあげるから、皆、惚れこんでくれるのです」と。
 
   つまり、「まず惚れよ!」ということ。それが、人の“やる気”を引き出す帝王学だ。
 

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