古田会計事務所

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今週の考える言葉「リーダーシップ」

考える言葉

リーダーシップ

   2026年の干支は丙午(ひのえうま)!丙午は60年に一度巡ってくる特別な年で、「丙」は火の陽を表し、情熱やエネルギーを象徴する。「午」はスピード感や行動力を意味し、丙午の年は新しい挑戦や積極的な行動がカギになる年だといわれている。
 
   そこで、リーダーとしての心得、“リーダーシップ”について考えてみたい。
 
   “リーダーシップ”は、過去に何度となく取り上げたテーマの一つであるが、これも最近読み直した書物『(リーダー・パワー~21世紀型組織の主導者のために』(ジョセフ・S・ナイ著)の中に、よい“リーダーシップ”について考えるための「12のヒント」を提案しているので、紹介したい。
 
① よい“リーダーシップ”が重要だ。よい=有能で、倫理的。
 
② 誰もがリーダーになれる。リーダーシップは学習可能である。
 
③ リーダーシップは、集団の目標を創設し、達成する手助けをする。
 
④ 優秀なリーダーは、ソフト・パワー(取引型)とハード・パワー(変革型)の両方のスキルを必要とする。
 
⑤ リーダーはフォロワーに依存すると同時に部分的にはフォロワーによって形成される。
 
⑥ どのスタイルが適切かは状況次第である。
 
⑦ 協議的なスタイルはコストがかかるが、より多くの情報を提供し、協力を取りつけ、フォロワーに権限を委譲する。
 
⑧ 有能なリーダーはマネジメントや組織についてのスキルを必要とする。
 
⑨ 危機の状況に対処するリーダーシップには、十分な準備、感情的な成熟、作業、分析、政治的な仕事などについて、それぞれの役割を見分ける能力が必要となる。
 
⑩ ネットワーク組織には、協議的なスタイルが一層必要となる。権限を委譲されたフォロワーたちは、リーダーに力を与える。
 
⑪ 判断する際に重要なことは、伝統的なIQよりも、EQや経験豊かな知識である。
 
⑫ 倫理的リーダーは良心、道徳律、専門的基準を使うが、複数の競合する価値観は「汚い手」を創り出す可能性がある。三次元的な倫理判断には、目的、手段、結果へ注意を払うことが必要である。
 
   と、以上であるが、リーダーシップの素地をつくるのは、一言でいうと、その人の価値観、ものの考え方であると思う。
 
   人それぞれ異なる価値観をどう統合するのか、その人の価値観のレベルが問われる時代である。人間学をしっかりと学ぶ一年にしたいと思う。
 

新年のご挨拶

その他お知らせ

 
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのことと存じます。
旧年中は格別なご高配を賜り、誠に有難うございました。
 
令和8年も、当事務所の経営理念である『中小企業の存続と発展をサポートし、社会に貢献する』を基本に、現在の経済情勢における会計事務所の役割は、中小企業の倒産を防ぎ、事業承継を考え、発展成長をサポートすることにあると考え、日々の精進に努めてまいります。
 
本年も、より一層のご支援を賜りますよう、従業員一同心よりお願い申し上げます。
 

令和7年元旦
従業員一同

年末のご挨拶

その他お知らせ

 
本年も残すところあと僅かとなりました。
皆様には格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
 
来年も皆様にとって良い年になりますようお祈り申し上げます。
 
当社の年末年始の休業期間は下記の通りとさせていただきます。
 
 

年末年始休業期間
令和7年12月27日(土) ~ 令和8年1月5日(月)

 
令和8年もご満足頂けるサービスを心がける所存でございますので、より一層のご愛顧を賜りますよう、スタッフ一同心よりお願い申し上げます。
 
筆末ではございますが、年末のご挨拶とさせていただきます。

今週の考える言葉「独創性」

考える言葉

独創性

   いつも年末近くになると、次年度以降に向けて戦略的な発想・思考する機会が自ずと増えてくる……。
 
   そこで、「戦略的発想」を磨き、深めるためにはどうしたらいいだろうか、と考えていたら、書棚にある『「戦略的発想」を磨く本』(千尾将 著)という以前に購入していた書物が目に入った。
 
   そこには、「戦略的発想の重要な源泉は、新しいことを手がける、人に先んじて新しいことをする、ユニークなことをやることだ」と述べてある。一言で表現するなら、それは“独創性”だという。
 
   さらに、「創業型企業家に見られる一大特質は、この“独創性”だ」と断じている。
 
   “独創性”とは、独自の発想でものごとをつくりだすこと。要は、他の人の真似をせずに、自分独自の考えで新しい物事を創り出す能力のことをいう。
 
   そして、“独創性”のある人には、次のような特徴が見られる。
 
① 好奇心旺盛
② リスクを恐れない
③ 思考に柔軟性がある
④ 芯をもっている
⑤ 継続的な学び
⑥ 失敗から学ぶ
⑦ 広い視野を持つ
 
   では、その“独創性”を鍛えるにはどんな方法が考えられるだろうか。
 
① 多様な情報に触れること
② 批判的思考を養うこと
③ 「問題提起」を重視すること
④ 「自分は特別」と考えること
⑤ 「ゾーン」に入ること
 
   以上、“独創性”のある人の特徴やその鍛え方について触れてきたが、なぜ、われわれ経営者は“独創性”に関心を持つのだろうか。
 
   それは、つねに競争を意識しているからだろう。競争で優位に立つ方法を考えることが、戦略的発想である。それにはどうするか。それは競争相手に“差”をつけること。
 
   つまり、① 差別化すること、② 集中すること、③ コストダウンをすること、である。
 
   それらのベースとなるのが、“独創性”の発揮である。
 
  これを機会に、今一度、自らの“独創性”について深く考えてみたいと思う。
 

今週の考える言葉「戦術的発想」

考える言葉

戦術的発想

   過去の”考える言葉”シリーズを振り返ってみると、「戦略」という概念に関しては何度となく取り上げてきた。だが、「戦術」に関しては一度も取り上げたことがないことに気づかされた。
 
   そこで今回は、“戦術的発想”とはどんな発想なのかを考えてみたい。「戦略」という概念をしっかりと認識するためにも、その対義語である「戦術」を再認識しておこうと思う。
 
   “戦術的発想”をする人には、次のような傾向があるという。
① まじめにきちんと、決められた仕事をこなしていくことが大事である。
② 仕事は、きちんとプロセスを踏んで行うべきである。
③ 地に足が着いていないことは成功しない
④ きちんきちんと仕事を評価していくことが大切である
⑤ 目に見える状態になっているものを善しとする
⑥ 数値化されたものを重要視する傾向がある。
 
   つまり、俗にいう「日常業務」であり、毎日、一生懸命、目の前の仕事を消化するのに追われ、多忙感に陥っているのである。
 
   その仕事をよく観察すると、次のようなことが主として行われている
 
① 仕事には繰返しが多い(反復的)
② ルールに基づいて仕事し、前例がいつも気になる
③ こつこつ積み上げていく
④ できるだけみなと同じことを望み、同じように思考し、行動する
⑤ 失敗しないように、常に心がける
⑥ 少しでも変わったことをすることが気になる
⑦ 結果よりも過程を重視することが多い
⑧ 守備範囲を決め、一度決めた守備範囲を守る
⑨ 組織は縦割りとなる傾向が強く、横断的な見方を回避する
⑩ 人の評価は減点主義であり、弱みをつくことに力点がおかれる
 
   もちろん、“戦術的発想”に基づいた日常業務は大切な仕事であり、なくてはならない仕事であることは言うまでもない。
 
   ただ、日々、日常業務に追われ、多忙であることが充実感につながり、生きがいを感じているとすれば、気をつけたほうがいい。
 
   全体を見る目(戦略的発想)を怠り、目先のことばかり気にしていたら、時代の変化に取り残されて、未来を失うことになるからだ。
 
   戦略と戦術、その意味を理解し、バランスのとれた思考をしよう。
 

今週の考える言葉「養生訓」

考える言葉

養生訓

   『養生訓』といえば、江戸時代の儒学者・貝原益軒(1630~1714)が83歳の時に著した書として有名だが、ここでは、『松原泰三の養生訓 戒語「早起きすべし!」』(松原泰三 著 1907~2009、臨済宗僧侶)という著書に出てくる良寛和尚(1758~1831)の「戒語」における“養生訓”について考えてみたい。
 
①「油濃き魚食ふべからず」、「油のもの食ふべからず」
江戸末期といえば、まだ肉を口にする機会などが少なかった時代であるが、良寛は「脂肪分の多い食事を避けよ。バランスのとれた食生活を心掛けよ」と説いたのである。
 
②「朝寝すべからず」
早起きして、天地間に生まれたばかりの新鮮な空気を吸って、それを身体中に循環させること。早起きが養生につながると説いている。
 
③「大食すべからず」
単に食べ過ぎは健康に良くない、という注意だけではなく、仏教でいう「知足」という考えから発しているという。物への感謝とつつしみ、そして忍耐の徳が得られる。「足るを知る(知足)」のが、先ず養生の心なのだ。
 
④「心にものを隠すべからず」秘密をもったら、長生きできないという。秘密を抱えていると「気を病む」からだ。それには、怒りや欲を抑え、心配ごとを少なくして心を安らかにすることだ。つまり、現代風にいうと、余計なストレスを溜め込むな、ということになる。
 
⑤「酒は暖めて飲むべし」
熱燗にした酒は、五臓六腑にしみ渡り、身体を温める効果があったのだろう。良寛は酒を愛し、酒を知り尽くし、「百薬の長」として用いたのだろう。現代医学でも、酒は暖めて飲んだほうが身体に良いとされている。
 
⑥「口注ぎ、楊枝をつかふべき」「湯浴(ゆあ)みすべし」
この二つの戒語は、口の中と身体を清潔にしなさい、ということである。老化はまず歯からやってくる。「歯」はヨワイとも読むように、元来、年齢を示す言葉でもある。養生として、歯の手入れ、身体の清潔さを心掛けよ、ということだ。
 
⑦「声を出すべし」
「腹から声を出せ、喉から出すな」という。発生訓練は、健康や長寿に非常に役立つという。発生訓練にかぎらず、「調息(息を整えること)」は、中国において早くから健康法や長生術の一つとして重視されてきたという。
 
   以上であるが、意識すれば、日頃においてすぐに実行できる“養生訓”ばかりである。
 

今週の考える言葉「真の達成力」

考える言葉

真の達成力

   『目標達成の技術』(青木仁志 著)という本がある。これも数年前に購入し、何度も手にとり、再読している本の一つである。
 
   冒頭に次のような一節があり、共感した次第である。
 
   「思いの種を蒔き、行動を刈り獲り、行動の種を蒔き、習慣を刈り獲り、習慣の種を蒔いて、成功を刈り獲る」(青木仁志)
 
   著者は、思考を現実化するための「思考法」「原理原則」「行動技術」、これら3つすべてをおさえることで、“真の達成力”を手にすることができると述べている。
 
   成功している人には、共通点があるという。それは、自分自身に対して、「わたしはできる」という信念をもっていることである。
 
   そして、このような強い信念をもつためには、まず価値観を明確にし、人生の土台を確立する必要があるという。
 
   そのためには、
① 人生の土台となる価値観をまず固める
② そのうえに構築するビジョンや将来のあるべき姿
③ 目的を遂げるための目標を設定すること
④ 目標を達成するための計画を立てる
⑤ 最終的に日々の実践に落とし込み、行動管理する
 
   ここでは、①の「人生の土台となる価値観」について、少し踏み込んで考えてみたい。
 
   これは、「人生観」と置き換えていいだろう。つまり、「わたしは、なんのために生きているのか?」という自己の存在理由であり、人生の目的である。
 
   そして、人生の土台となる価値観には、大きく、次の二つの次元がある。
 
   一つは、分離思考の価値観である。
 
   これは、相手と自分を分離して捉え、二項対立の関係で考える脳の使い方である。比較的現代人に多い傾向がある。
 
   もう一つは、自他非分離思考(=統合の価値観)である。「出会った相手は自分である」と捉え、自分と他人を分けない考え方である。
 
   当然ながら、組織リーダーとしての“真の達成力”とは、自他非分離思考に基づいて、組織の総合力を引き出すことによって、「Win‐Win」の関係性をつくり出すが大切なことだ。
 
   以上のように考えると、“真の達成力”とは、単に目標達成の技術だけではなく、その土台となる価値観をしっかりと固めることが重要な要素となってくるだろう。もちろん、
著者である青木仁志氏の意図もそうなっている。
 

今週の考える言葉「価値共創」

考える言葉

価値共創

   『価値共創の未来へ~顧客と企業のCo‐Creation』(C・K・プラハラート&ベンカト・ラマスワミ 著)という著書がある。もう20数年前に出版された書物であるが、再読している。
 
   従来の常識、企業が価値を創造してそれを消費者に売るという発想に疑問を投げかけ、今後は、消費者が企業ととともに価値を共創するという傾向が強まっていくという見通しを述べたものだ。
 
   その当時、“価値共創”という新しいパラダイムに共感・共鳴し、何度も読み直したことを今でも記憶している。
 
   著者は、新しい「事業機会に溢れるゾーン」へと移行するためには、慣れ親しんだ「快適ゾーン」の限界を認識し、行動するしかないと呼びかけている。
 
   そして、共創を支えるものとして、次の4つの要素(DART)を紹介しているので、詳しく見てみたい。
 
① 対話(Dialogue)
   対話とは当事者同士が深く関わり合いながら、行動へ向けて意見を交わすことである。顧客と対等な立場で問題解決に当たり、コミュニケーションを図りながら共に学習することも求められる。その結果、忠誠心で結ばれたコミュニケーションが生まれる。
 
② 利用(Access)
   従来は、企業の関心は、製品を販売する(所有権を移す)という活動を柱として成り立っていた。しかし消費者は、モノを購入するのではなく、利用をとおして、多彩なライフスタイルを経験したいと望んでいる。「所有から利用へ」という流れが、新たな事業機会を生み出している。
 
③ リスク評価(Risk assessment)
   消費者は「情報、ツール、選択の自由を与えてほしい」と声を上げているが、「自分の選択には自分で責任を負う」という覚悟があるとは限らない。その意味においてもリスク管理は他社との違いを際立たせる機会でもある。
 
④ 透明性(Transparency)
   従来は、企業が消費者よりも圧倒的に多くの情報を持ち、それによって恩恵を受けてきた。このような不公平は急速に解消に向かっている。製品、技術、事業体制などに関して、かつてない高い透明性を実現することが望まれている。
 
   以上、DARTを通して、企業は消費者との協働を進めやすくなる。魅力的な共創経験を実現できるかどうかが、両者にとって非常に重要な要素となっていくのだ。
 
   企業にとって、“価値共創”は極めて重要な戦略的な要素となっていくだろう。
 

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