古田会計事務所

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今週の考える言葉「美点凝視」

考える言葉

美点凝視

   すでに触れたことであるが、IG会計グループ本年度基本方針は『“価値共創の未来を築く”~チャンスは無限にある』だ。
 
   今年一年、このテーマにどう向き合っていくべきか、達成感を享受するには、どんな課題を乗り越えなければならないのか、いつも考えるこの頃である。
 
   そんな思いで、『ドラッカーに学ぶ人間学』という本を再読していると、“美点凝視”という言葉に目が止まった。赤線が引かれていたので、以前に読んだ時も気になっていたのだろう。
 
   「仕事を通して人間力を磨く」
 
   ドラッカーは「自己開発とは、スキルを習得することではなく、人間として大きくなることである」(『非営利組織の経営』)という言葉を引用し、真の成長とは自らの心を練り、器を鍛え、人格を高めることにある。そしてその手段を自己開発と呼んでいるという。
 
   さらに、ドラッカーは、「チームの目的は、メンバーの強みをフルに生かして弱みを意味のないものにすることである」という。
 
   筆者は、以上のようなドラッカーの考えを紹介しながら、まさにそれは“美点凝視”という姿勢を身につけることだという。成程と、得心した。
 
   “美点凝視”とは、「相手の短所や欠点ではなく、長所や特性に意識的に目を向けること」を指す。
 
   これは、良好な人間関係を築き、相手の成長を促す上で重要な考え方である。
 
   そして、“美点凝視”の実践方法として、次のようなことが考えられるという。
 
① 具体的な例を探す
② 自分自身を美点凝視する
③ ポジティブな視点を持つ
④ 信頼の眼差しを向ける
⑤ 事実に基づいて具体的に伝える
 
   そして、それらを実践することで以下のような効果が期待できるという。
 
① ポジティブなコミュニケーション促進
② 信頼関係の構築
③ 主体性の向上
 
   それから、江戸時代(元禄時代)の幕府御用学者である荻生徂徠の次の言葉を紹介しておこう。 「人はその長所のみとらば可なり、その短所を知るを要せず」
 
   “美点凝視”で他者を認め、他者から学び、自らを成長させ続けられる習慣を培っていきたいと思う。