今週の考える言葉「学後の実践」
考える言葉
学後の実践
先週末(14~15日)は、「IG後継者育成塾(第8期⑫)」の最終講だった。
第1期をスタートさせたのが、2008年。回を重ねること第8期…。17年間のロングラン企画となる。
これも一重に、支援して頂いた多くの方々のお陰である。感謝の一言に尽きる。
「IG後継者育成塾」は、創業者の志を継承する人材育成を目的としており、経営の本質を徹底的に研究し、21世紀の経営者に求められる自己変革のためのリーダーシップを培ってもらうカリキュラムになっている。
習得すべき最大のテーマは、「自己革新力」である。そこで次の3つのテーマを中心に据えて、カリキュラムを組んでいる。
① 思考力(物事の本質を見極める力)
② 数字力(現状を正しく捉える力)
③ モチベーション力(物事を成し遂げる意志力)
これらの課題を、一泊二日によるグループ学習を通してしっかりと身につけてもらえるように企画・運営している。
今回は最終講で、卒業式ということもあって、令和6年(2024年)からスタートし、2年間かけて学んだことの集大成として、それぞれの自社の将来ビジョンを描き、発表してもらった。
①自らが学び、得たものは何か?
②そして、自分にどんな変化があったのだろうか?
③さらに今後、自らがなすべき最も大きな課題は何だろうか?」と、自問自答した上での発表である。
後継者一人ひとりの発表を聞いていて、一つ気づいたことがある。それは一言でいうと、「素材の良さ」である。自社の理念・目的を明確に捉えた上での将来展望・あるべき姿を描き、そのための実践課題を語る力は、大したものである。
その素材を活かすためにも、“学後の実践”を怠らず、日々精進してもらいたいと思う。
① 志(創業者の考え方の本質)の承継
② 登る山を決めること(あるべき姿・最終目標)
③ 決断のタイミング(日次決算の励行)
④ 自分の可能性を信じること(自己尊敬)
⑤ 「なぜ、できないか」ではなく、「どうすればできるか」を問うこと(リーダーの資質)
以上のことを常に意識し、「過去に感謝し、未来に責任を負う人」になるように、つねに“学後の実践”を心掛けたいと思う。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」





