古田会計事務所

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今週の考える言葉「魅力」

考える言葉

魅力

   ある人から突然、「あなたの“魅力”は何ですか?」って、聞かれたら何て答えるだろうか。
 
   “魅力”とは、「人の心を惹きつけて夢中にさせる力」のことをいう。強み・長所・見どころ・取り柄・持ち味・真骨頂などの類語がある。
 
   少し気になり、インターネットで調べると、英語では“魅力”を表現する次の6つの単語があるという。
 
① 「attractive(アトラクティブ)」・・・人の心や興味を惹きつけるくらい魅力的である様。
② 「appealing(アピーリング)」・・・人に訴えかけるような魅力を持っているというニュアンスある様。
③ 「alluring(アルーァリング)」・・・魅力的かつ魅惑的または神秘的である様。
④ 「fascinating(ファシネイティング)」・・・興味をそそるというニュアンスが強い様。
⑤ 「tempting(テンプティング)」・・・誘惑するような魅力がある様。
⑥ 「charming(チャーミング)」・・・愛想や愛嬌があって魅力的である様。
 
   英語圏(英米など)では相手のことを誉めるシーンが頻繁にあるのだろう。そして、その“魅力”の感じ方にニュアンスの違いがあり、それぞれの表現方法としていくつもの単語が生まれてきたのだと思う。
 
   さて、今再読しているのだが、『君はなぜ働くのか』(永松茂久 著)という本がある。
 
   その章の一つに、「仕事がうまくいく人のルール」という題目があり、その中に「人間の“魅力”ってものを深く考えたことがあるか?」という問いかけがあった。
 
   そしてその中に、「“魅力”、それをひと言で言うと『また』だよ」という件(くだり)があった。
 
   「『また会いたい』『また行きたい』『また聞きたい』……。出会った人にそう思わせる力。それは“魅力”の正体だと思う」という。
 
   「“魅力”=“また”」……。「なるほど!」と納得させられると同時に、ハッとさせられた感じだ。
 
   今までに、「また時間を頂けますか?」「また話を聞かせてください」「また一緒に飲みましょう」などと、「また」を頂く機会が少なからずあったことを思い出される。そして、そんな時、大変心地良い気分だった…。
 
   ただ、その時に、「“また”=“魅力”」という受け止め方ができていたら、その「また」を追求して、その“魅力”を磨き上げる機会ができたのではないかと考える。確かに、「また」をしっかりと受け止めることができている人は、“魅力的な人”だと思う。