今週の考える言葉「成功の5条件」
考える言葉
成功の5条件
私たちはよく、“成功”という言葉を口にするが、“成功”と一言でいっても、何をもって“成功”とするかは、人それぞれ違うことに気づかされる。そこで、“成功”について少し、頭の整理をしておきたいと思う。
“成功”に関しては、多くの書物の中で触れられ、語られているが、今回は、『目標達成の技術』(青木仁志 著)の中で、著者が語っている内容について考えて見たい。
氏は、成功について、その定義と“成功の5条件”について、次のように述べている。
まず、成功の定義・・・・。
「成功とは、社会正義に反することなく、他の人々の基本的欲求充足の手助けをしながら、自己の定めた目的・目標を自らの意思で達成していく道程のことである」としている。
次に真の目標達成をするために、“成功5つの条件”を掲げている。
① 恐れ、怒り、罪悪感から解放された心をもっている
② 健康と活力にみなぎっている
③ 人間関係の悩みから解放され、素晴らしい人的ネットワークを構築している
④ 人生のライフデザインの元に経済的基盤を作り上げている
⑤ 人生理念に基づき一貫性を持って生きている
いずれも欠くことができない諸条件である。「心の状態」、「身体の状態」、「人間関係」などバランスを保ちながら、自己チェックを怠らないようにしたいと思う。
中でも、⑤に関して、少し深掘りしてみたいと思う。
人生理念とは、その人の価値観、信条のことである。つまり、「何のために生きているのか」という価値ある目的を考えるべきです。価値ある目的とは、自分のためではなく、世のため人のために役立つものであること。
自分の理念・目的が、人々や社会への奉仕となっているか、折に触れて、再確認する必要があると考える。
このように、人生への考え方のベースがしっかりしているかどうか、その確信を持ち得た上で、①~④について、折に触れて反省を重ねることが、生きがいとハリのある人生へとつながっているのだと思う。
「選択理論心理学」では、行動の判断基準として次の「3つのR」を提唱しているという。
1 正しさ(=Right)、2 責任(=Responsibility)、3 現実(=Reality)
つねに、社会正義に目を向け、すべて自分の責任のもとで行動し、現実を直視する生き方は、成功の礎とすべきである。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」