古田会計事務所

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今週の考える言葉「未来への投資」

考える言葉

未来への投資

   P・F・ドラッカーの提言に、次のような言葉がある。
 
   「チェンジ・リーダーたるためには二つの予算が必要である。一つが現在の事業のための予算、もう一つが未来のための予算である」。 
 
   今を生きるのが精いっぱいという人や企業が多いが、望む未来を築き上げるためには、未来のために少しでも時間やお金を使うことが必要だということだ。経営には、「未来会計が必要だ」と説いている小生にとって、まさに同感できる言葉である。
 
   「いつかこうなりたいなあ…!」と願ったことがあると思う。人は誰でも夢を思い描くものだが、その夢は殆ど、待っているだけでは実現しないものだ。夢は、それを具体的にあるべき姿として描き、その実現にチャレンジしてはじめて具現化する。
 
   その手順を明確にして実践する方法を具体化してフォローするのが、弊社の提供している未来会計サービスである。
 
   我々は、いろいろな状況において、学ぶ機会を持つことが多いが、まさに「学び」は“未来への投資”だと考える。
 
   「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」(アラン・ケイ)という言葉があるドラッカーは、「未来は望むだけでは起こらない」という。では、望む未来を手にするためには何が必要なのか。
 
   それは、『今、意思決定を行い、今、行動し、リスクを冒すことである。未来は「ただ待つ」のではなく、自ら「行動しながらつくり上げていく」ものだ』という。
最近、改めてドラッカーに凝り、手元にあるドラッカー本を一冊一冊ていねいに読み直しているのだが、毎回、フレッシュな気分で向き合えるのは不思議だ。きっと、マネジメントを通して、世の中の真理と向き合えているからだろう。
 
   また、経営者として、21世紀という大変革の時代にチャレンジするために必要な知恵をふんだんに授かることができるからだろう。
 
   ドラッカーの言葉には、一つひとつに哲学がある。それゆえに、深く考える機会を与えてくれているのだ。
 
   目先の仕事に追われ、今を生きるのが精一杯というのが実情だと思うが、望む未来を築き上げるためには、未来のために少しでも時間やお金を使うことが必要だと思う。自らの未来について、じっくりと「考える一日」。それが、弊社が毎月二回開催している『将軍の日』である。ぜひ、将軍になる時間をつくってもらいたい。