古田会計事務所

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今週の考える言葉「自律性」

考える言葉

自律性

   今、働き方の多様化や、IT技術の発展などで世の中がどんどん変化している。
 
   企業がこれからの時代を生き抜いていくためには、自らの考えで判断して行動できる“自律性”の高い人材をどう育てていくかが重要なポイントとなるだろう。
 
   “自律”とは、自らの価値観、信条、理念などに対して支配や制約を受けることなく、自らの判断に従って行動することをいう。
 
   職場における“自律性”とは、上司からの指示を待ったり、細かい指示を受けたりする事なく、自らの意思で考えて判断し業務を行えることをいう。
 
   経営の神様、ピーター・ドラッカーの提唱するところの「セルフ・マネジメント」の徹底こそが、自律性を磨くための唯一手段だといってもいいだろう。
 
   そのドラッカーは、「マネジメントの本質は、富でも地位でもなく、責任である」と述べているが、その気づきは渋沢栄一の『論語と算盤』から得たものだという。
 
   その渋沢翁は、マネジメントの責任を次のように述べている。
 
   「富を造るという一面には、常に社会的恩誼(おんぎ)あるを思い、徳義上の義務として社会に尽くすことを忘れてはならぬ」(『論語と算盤』)と。
 
   これらかの知識労働者として「自ら継続して学び、人に教える」こと、つまり“自律性”の根本を支えるものは「責任」だということだろう。
 
   では、“自律性”を高めるための心掛けとして、次のようなことが挙げられる。
 
① 自主的に仕事に取り組むこと(習慣化)
② 率先して行動すること(自らの規範を持つ)
③ 情報収集力を高めること(情報収集力と分析力)
④ 自己決定力を鍛えること(自分の意思や価値観)
 
   また、自律性の高い人材が育つための環境づくりも大切である。
 
① 責任のある仕事を任せること
② 育成環境を整備すること
③ 心理的な安全性を確保すること
④ 企業の理念やビジョンを理解すること
 
   前述したように、企業がこれからの時代を生き抜いていくためには、自らの考えで判断して行動できる“自律性”の高い人材をどう増やしていくかが重要なポイントとなる。
 
   そのためには、単に「知識」や「技術」の習得だけではなく、「道徳」や「習慣」を身につけるべき「人間学」を学ぶべきであろう。
 
   以前に学んだ『経営人間学講座』をベースに、IG会計グループが『考える言葉分科会』を定期的に開催しているのはそのためである。ぜひ一度、のぞいて欲しい!