今週の考える言葉「七つの信念」
考える言葉
七つの信念
過去の「”考える言葉”シリーズ」でも何度となく取り上げたものに、“信念(belief)”いう言葉がある。
“信念”とは、「揺らぐことのない考え、確信を持つこと」。自分自身が信じる価値観や目標に対する根強い確信を指す。これには、人生の目的や理想に対する信じる力が含まれているといえよう。
孔子は、論語の中で、「信念を貫き通す力」の重要性について次のように述べている。
「歳寒くして、然る後、松柏の彫(しぼ)むに後(おく)るるを知る」(『論語』子罕編)
寒い季節になってはじめて、松とヒノキの葉が他に木々に遅れて枯れ落ちてゆくことに気づく、という意味である。
つまり、困難な状況に置かれた際に、自分の信念を貫き通すことの難しさを表しているのである。
“信念”とは自分で選びとるものだ。
一番大切なことは、どういう“信念”を持つか、どのように“信念”を育てるか、である。
要は、成功や期待どおりの結果に直結する信念を選択し、行く手を阻みかねない“信念”は捨てる覚悟が必要だ。
先週も紹介した『一瞬で自分を変える法』(アンソニー・ロビンス 著)の中に、「効果は実証ずみの奇跡を起こす七つの“信念”」という記事があったので、参考までに紹介したい。(著者が手本にしてきた成功者たちの“信念”だという)
1 いつも「可能性」に気持ちをフォーカスする
2 「失敗」はない、あるのは「結果」のみ
3 どんな結果にも潔く「責任」をとる
4 細かいことより「本質」をつかむ
5 「人材」こそが最大の資源
6 仕事は「楽しんで」やる
7 「努力の差」こそが「結果の差」である。
改めて、成功者たちには誰もが自分なりの“信念”を大事にして生きているのだと確信できた次第だ。
小生も、「やればできる!」、「すべては自己責任である」、「枝葉末節に捉われず、本質をつかむ」、「誰にも負けない努力をする」などは、“信念”といえるかどうかは別として、心がけていることだと思う。
これからは、“信念”といえるように心がけて、楽しんで生きたいと思う。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」