今週の考える言葉「折れない心」
考える言葉
折れない心
先週の”考える言葉”シリーズ(19‐02)でも紹介をしたが、新年合宿(12~13日)を行い、今年度におけるIG会計グループが目指すべき方向性は明確になり、全員で共有できたと確信している。
あとは、掲げた未来への理想を信じて、戦い抜くだけである。そのためにも、「楽しく、豊かで、エキサイティングな一年にしよう」というサブ・テーマを掲げた。長くもあり、短くもある一年はすでに始まった・・・。
昨年の暮れに、近くの本屋さんに立ち寄ったとき、『中村天風 折れないこころをつくる言葉』(イースト・プレス)が山積みしてあり、その表紙カバーに次のように書かれてあり、手に取った。
「打たれ強く人生を生きよ!」
「生まれながらこうだと思えば、何でもねえじゃねえか。およそ人生の一切の事件は、ほとんどそのすべてが自己の心の力で解決される」
最近、読み直している渋沢栄一に関する本の中でも、同じ意味合いの言葉に出逢ったので紹介したい。
「一時の成敗は、長い人生、価値の多い生涯に於ける泡沫(うたかた)のごときものである」
「不自由を世の常と思わば、別に苦情も起らなければ、下らぬ心配も起るはずがない」と・・・。
人間は自分自身の尊さを信じ切れなくなると、心の中に迷いが生じる・・・。そうすると、雑念・妄念の虜になり、消極的な考え方に陥ってしまうものだ。つまり、心の鏡に曇りが生じて、真実が見えなくなるのだという。仏教でいうところの煩悩のなせる業である。
人生や仕事を楽しく、豊かで、エキサイティングに生きたければ、天風先生曰く「心を磨き、”折れない心”をつくれ」と・・・。
① 「迷わない、恐れない!」・・・先ずは、やり抜き通す意志を持とう。
② 「あきらめない、ふりむかない!」~正直、親切、愉快をモットーに。
③ 「くすぶらない、おちこまない!」~つねにステージアップを意識しよう。
④ 「ふりまわされない、くるしまない!」~雑念や妄念の虜になるな。
「人生のなかでつくりあげるべき自分とは何かを自覚し、それを信念に変える生き方をしなさい」と示唆してくれる。
「美事は自然に進歩する」(渋沢栄一)という言葉も有り難い言葉である。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」