今週の考える言葉「フィンテック」
考える言葉
フィンテック
ずっと気になっていた言葉・・・、“フィンテック”。
“フィンテック(Fintech)”とは、「金融(Finance)」と「技術(Technology)」を組み合わせた造語である。金融とITを融合した技術革新を指し、スマホ関連やビッグデータ分析などに秀でたベンチャー企業の技術を生かし便利な金融サービスを創出することが目的である。
『日経ビジネス』(2015.12.14)に「知らぬと損する“フィンテック”~もう銀行には頼らない」という特集記事が掲載されていたので紹介をしたい。
“フィンテック”は、今や「農業」「産業」「IT」に次ぐ第4の革命として時代の潮流になりつつあり、その仕組みは世界の秩序を根底から覆す破壊力を秘めており、巨大銀行も抗えないという。
“フィンテック”革命の本質は、金融の大衆化、つまり限られた人だけが受けている金融サービスの大衆化にあるという。(既存の銀行が本当の顧客として相手にしているのは、利用者の5%程度ではないかという)
“フィンテック”革命で次のようなことが可能になるという。
① クラウドファンディング
起業家のアイデアに対して、一般市民が投資家になり資金調達を可能とする。
② トランザクションレンディング
アマゾンやヤフー、楽天などEC(電子商取引)事業者による融資サービス。
③ クラウド財務管理
freeeやマネーフォワードなどのアプリは経理の自動処理を可能にし、専門知識を不要とする。
その他にも、④0円決済ツール、⑤ 指紋決済、⑤ ビッグデータ与信などがあるという。
最近、あと 10年で「消える職業、なくなる仕事」というのが話題になっているが、革命とはつねにそうあるのだ。
転載元:IG会計グループ 「考える言葉」